先週、2勝をマークした
西園正都調教師(65)=栗東=が、通算600勝にリーチをかけた。「ジョッキーで303勝、調教師で599勝。これまでの902勝に携わってくれた全ての人のおかげ」と感謝の言葉を紡いだ。
74年に大根田裕也厩舎所属として騎手デビュー。97年に調教師試験に合格し、98年3月からスタートしたトレーナー生活も23年目を迎えた。「大根田さんに師事したおかげでここまで来られた。もう亡くなられた(08年6月死去)けどね…。人間はどうあるべきかを学ばせてもらった。謙虚さと感謝する姿勢を教わった」。師匠の教えは今もトレーナーの心に根付いている。
記録達成に向けて、今週は土日計7頭をスタンバイ。「距離が延びるのもいい」と昇級戦でも力が入る土曜東京10R
メイショウドヒョウ、「雨は得意」と期待する日曜阪神8R
セウラサーリに、「好位からでも競馬ができる」と堅実な日曜新潟11R
サトノギャロスなど有力馬をそろえた。「600勝を達成して、1000勝を目指したい」。まだまだ通過点だ。(デイリースポーツ・井上達也)
提供:デイリースポーツ