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【天皇賞・春2021 予想】多様化した春のローテーション 近年は長距離タイプがキッチリと走る

  • 2021年05月01日(土) 16時30分
 いつもの年であれば京都競馬場で開催される伝統の一戦。今年は改修工事のため阪神競馬場に場所を移して行われる。

 近年、古馬戦線の春のローテーションは多様化しており、以前なら天皇賞・春に駒を進めてきたであろう中距離向きの実力馬が、ドバイや香港に流れるケースが増えた。そうした状況は、もともと3200m戦に狙いを絞っていたステイヤーにとって追い風だ。ここ数年の天皇賞・春は、中距離タイプではなく長距離タイプがキッチリと馬券に絡み、見ごたえのあるスタミナ較べが繰り広げられている。直近の4年間、1番人気馬が連対を続けているのも、能力上位のステイヤーが好走しやすいというレース傾向の表れだろう。

 ただ、今年は上位勢力の実力が拮抗しており、何が1番人気になるのか予測しづらい。馬券的にはかなりおもしろい一戦だ。

 芝2500m以上のGIで連対したことのある馬、あるいはGIIを勝ったことのある馬は能力的に評価できる。これに該当するのはワールドプレミアアリストテレスユーキャンスマイルディープボンドウインマリリンオーソリティの6頭。

 今年行われる阪神芝3200mのコースは、1周目が外回り、2周目が内回りなので、ラストの直線が短い。したがって、直線の長い東京や京都外回りの実績よりも、直線の短い中山や阪神内回りの実績のほうが信頼できる。後者で勝った経験のある馬を重視したい。機動力の乏しい不器用なタイプは苦しいだろう。

 週中の雨の影響で、パンパンの良馬場までは回復しそうにないので、道悪実績にも注意を払いたいところ。サドラーズウェルズのような重厚なヨーロッパ血統を抱えた馬が有利だ。

(文:栗山求)

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