スマートフォン版へ

【天皇賞・春予想】キーポイントはタイム指数前走値!例年と違うコースで浮上してくる本命&穴馬候補は?

  • 2021年05月02日(日) 10時08分
 2年連続で勝利しているフィエールマンは不在…。新たなる頂上ステイヤー決定戦となりそうな『天皇賞・春』(GI・阪神・芝3200m)。

 ということもあって、今年はまさに群雄割拠といえる出走メンバー。人気も分散傾向になれば思わぬ配当も飛び出す可能性あり、となるだろう。

 1番人気になりそうなのは、前走重馬場の『阪神大賞典』(GII・阪神・芝3000m)を2着に5馬身差をつけて勝ちきったディープボンド(4歳牡・和田竜)。今までの伏兵扱いから一気に主役に躍り出た感じだ。今週末も若干の雨予報があるだけに、馬場が重くなれば再好走の可能性は上昇するはずである。

 2番人気になりそうなのは、前走『阪神大賞典』で単勝1倍台に支持されながら、7着に惨敗してしまったアリストテレス(4歳牡・ルメール)。2走前の不良馬場『AJCC』で勝ちきっているので、重馬場得意と思われたところでの敗戦。たまたまの取りこぼしなのか、それともほかに敗因があるのか。今回はその試金石となるだろう。

 長距離となれば一昨年の『菊花賞』馬ワールドプレミア(5歳牡・福永)。前走『日経賞』(GII・中山芝2500m)では3着だが、一度叩いての前進はある。

 さらに強い牝馬2頭。前走『日経賞』1着ウインマリリン(4歳牝・横山武)、同2着カレンブーケドール(5歳牝・戸崎圭)。このレースでは結果出ていない牝馬勢だが、時流としては一発の頃なのかも。

◆やはりポイントになるのは傾向読めない阪神の芝3200m?



 ポイントは例年の京都開催とは違う「阪神・芝3200m」というコースになるだろう。

 3-4コーナーの高低差4mを2回経験する京都外回りコースと違い、わりと平坦な道中からゴール付近で2mの急坂を経験する阪神コース。特に今回の芝3200m戦は、一周目が外回りで、二週目が内回りという変則となる。やはり阪神コースでの経験と実績が有利に出ると考えたほうがいいのかも…。

 『天皇賞・春』で、例年成績はいいのは前走『阪神大賞典』組だ。

 近2年は、馬券圏内上位3頭には入っていないが、過去10年のうち10頭が馬券圏内に絡んでいる。今年は7頭が出走。特に1着ディープボンドは抜きに考えられないし、2着ユーキャンスマイル(藤岡佑)、3着ナムラドノヴァン(内田博)も、圏内食い込みの紛れがないとは言い切れない。

 あとは過去10年で7頭上位圏内になっている前走『日経賞』組。昨年は久々に2・3着に食い込んだのが前走『日経賞』組だったので注意はしたい。

◆タイム指数からの例年の狙い目は?



 『天皇賞・春』のnetkeibaタイム指数での傾向はわりとシンプルである。

 過去5走平均値順というのはあまり機能しないかわりに「シンプルに前走値が機能している」というのが近年の傾向である。

 昨年は、2着に11番人気のスティッフェリオが絡んで馬単は70倍超、3連単も5万円台だったが、「前走値」高い3頭をそのまま買っていればズバリ3連複が獲れていたというオチ。スティッフェリオは前走値3位だったのだ。ただ基準としては「前走値108以上」は最低限欲しい。

 今年のタイム指数で「前走値順」はどうかというと…
1位 ディープボンド 115
2位 ワールドプレミア 114
3位 カレンブーケドール 114
4位 ウインマリリン 114
(同値でも順位に差があるのは、平均値を考慮に入れてのもの)

 となっている。やはり前走が同じ阪神だったディープボンドの優位はかなり濃厚。さらに同値で並ぶ3頭から牡馬のワールドプレミアも軸候補となる。さらに今回のポイントは○▲のチョイスとなりそうだ。まだ見限れないアリストテレスも上位判断したい。

 あとは唯一、前走で阪神芝3200mというコースを経験しているディアスティマは、かなり気になっている。前走が1着でも3勝クラスだった馬が馬券圏内になるというのは前例ないが、前走の同距離値105というのはこのメンバーでは2位なのだ。スンナリ逃げられれば前走の再現あり。一発タイプとして気にしておきたい。
(netkeiba・大石川大二郎)

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す