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【福永洋一記念レース後コメント】スペルマロン倉兼育康騎手ら

ラジオNIKKEI
  • 2021年05月04日(火) 10時35分
3日(月・祝)、晴・重馬場の高知競馬場で行われた重賞の第12回福永洋一記念(1着賞金1000万円・1600m・出走11頭)は、先団追走から4コーナーでは先頭に立ったスペルマロンが直線も後続を突き放す圧勝で断然の1番人気に応えた。勝ちタイムは1分42秒8。

6馬身差の2着に8番人気のアイアンブルーが追い込み、さらに1馬身差の3着に3番人気のニューホープが入り、2番人気のショートストーリーは5着だった。

勝ったスペルマロン父ロージズインメイ母チャンピオンダイヤ(その父ダンスインザダーク)という血統の7歳セン馬。通算成績は51戦17勝で重賞は8勝目。騎乗した倉兼育康騎手、管理する別府真司調教師ともに福永洋一記念は2年ぶり2勝目となった。

1着 スペルマロン(倉兼育康騎手)
「このタイトルをスペルマロンにプレゼントしたいと思っていたので、勝てた時にはホッとしました。

 前回は厩務員さんとも話して若干いつもより仕上げを緩めにしてこちらに向けてという形だったので、調教2日目で今すぐにでもレースに使えるような状態だったので、中間はずっといい感じで調教ができました。出来るだけ前で競馬をしたいなと思っていましたが、宮川騎手が逃げた時点で3番手を取ろうと思ったので3番手を取りました。

 最近は抜け出しても真面目に走ってくれるので、安心して乗っていられました。こんなに良い馬に乗せて貰えることに感謝して、次走、その後にもっと先に大きいレースもあるので、それに向けて頑張って行きたいです。

(福永洋一記念は2年ぶりの制覇で)昨日福永祐一騎手が春の天皇賞を親子制覇したということで、おめでたい話ですし、福永騎手がダービーを勝った翌年は僕がこのレースを勝てるので、来年も頑張って欲しいなと思いながら、今日は挑んでいました。

 このレースが始まった頃は高知競馬もまだまだ売り上げが少なくて大変な状況でしたが、こんなに大きなレースが組めるようになって本当にありがたいと思います。(福永祐一騎手、福永洋一さんに向けて)高知競馬が大変な時に、武豊騎手福永祐一騎手、たくさんのJRAの関係者の方々に高知競馬を応援してもらって、そういう事があって今があると思っています。

 これからも高知競馬で頑張っていきたいと思います。(ファンの皆様へ)大変な世の中ですが、僕たちは馬に乗って頑張るしかないので、応援よろしくお願いします。(2000勝まであと33勝ですが)1頭1頭楽しんで乗せて頂いているので、これからもその感じでいきたいと思います」

2着 アイアンブルー(佐原秀泰騎手)
「2コーナーで良い感じだったので、もしスペルマロンが不発に終われば勝てると思いましたが不発になりませんでしたね。でも完調ではない中で脚を見せてくれましたし、今後が楽しみです」

3着 ニューホープ(郷間勇太騎手)
「前が速くなるだろうと思って、前半は馬なりで行きました。最後は伸びてくれたので良かったです」

5着 ショートストーリー(赤岡修次騎手)
「ちょっと1600mは短いですね。今日のような力の要る馬場も合わないです」

(取材協力:井上オークス氏)

ラジオNIKKEI

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