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【NHKマイルC予想】10万超の配当を演出する人気薄激走馬3頭 ポイントは夏日?/JRAレース展望

  • 2021年05月08日(土) 19時01分
 過去10年で3連単10万超の配当が7度出ているNHKマイルC。日曜は夏日(25度以上)が予想され、良馬場になる見込みです。ここでは、過去10年の気候成績から激走馬の傾向を分析。当日気候レベルを想定し、激走が期待できる馬を抽出していきます。

 私は気象予報士という職業を生かし、季節馬激走予想を行っています。まずレース当日の気温を12度未満の「寒」に、12度以上18度未満を「涼」、18度以上25度未満を「暖」、25度以上30度未満を「暑」、30度以上を「酷暑」とした5段階に区分け。配当妙味のある季節馬を特定します。さらにJRAの馬場発表をもとに馬場状態を解析、分類します。

 それらの独自情報を活用し、それぞれの気候、馬場に合った穴馬を抽出しました。

 まず過去10年の人気別成績です。1番人気は[4-1-0-5]で16年を最後に勝ち星から遠ざかっています。昨年は2着に入りましたが、連対率は50%と信頼度はそれほど高くありません。その中で6番人気以下から馬券になった激走馬は過去10年で15頭。17年以降は毎年2頭の激走馬が出現しています。

【注目すべきポイントは3つ】

 1つ目は『激走馬15頭中7頭が暖〜暑、酷暑で2勝以上』している点。たとえば昨年9人気1着のラウダシオンは[2-0-1-0]。19年に14人気から2着したケイデンスコールも[2-1-0-0]、さらに17年13人気2着のリエノテソーロも[2-0-0-0]でした。

 2つ目は『激走馬15頭中11頭が、4コーナーを7番手以降から馬券内に入っている』点。たとえば、19年のケイデンスコールは3角4角の通過順が12.14。また13年に10番人気から1着のマイネルホウオウも通過順が16.14です。

 最後に『激走馬15頭中9頭がオープン、重賞の芝1600mで連対歴あり』という点。たとえば、昨年6人気3着のギルデッドミラーは同年のアーリントンCで2着、18年に6人気1着のケイアイノーテックも同年のニュージーランドTを2着していました。

【今年のNHKマイルで高配当の立役者となる激走注目馬は?】

 以上の3つのポイントをふまえて、激走注目馬として浮上する1頭目がルークズネストです。暖〜暑を[1-1-0-0]と優秀で、近年レベルが高くなった前走のファルコンS(暖)では圧倒的な人気馬グレナディアガーズをアタマ差下して勝利しました。

 次にアナザーリリック。前走アネモネS桜花賞に出走したジネストラを後方から差して1着。新馬戦でも先行馬が残る流れを、4コーナー7番手から差し切って快勝しています。

 最後に2ケタ人気濃厚のショックアクション。暖〜酷暑を[2-0-1-1]と良好で、酷暑だった新潟2歳Sは上がり最速で快勝しています。朝日杯FSを13着、前走のファルコンSでも10着に敗北しているだけに、人気の盲点となるのは確かでしょう。
(文/三宅誠)

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