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【京都新聞杯予想】モノをいうのは豊富なキャリア!? タイトルを手中にする素質馬は?

  • 2021年05月08日(土) 06時05分
 ダービーへの優先出走権こそ設けられていないが、2着までに入線できれば賞金が加算されるのでダービーへの道が開ける東上最終便だ。今年は京都競馬場改修工事のために、ダービーと同じ左回りの中京競馬場で行われる。それまであまり使われることがなかった2200m戦は、瞬発力というよりも良い脚を長く使えるような馬が有利にレースを運べる印象がある。

 ◎ワイドエンペラーは大寒桜賞3着。デビューからの2戦は、馬が戸惑うように出遅れ。3戦目にその課題をクリアすると早め先頭から5馬身差の圧勝劇を演じた。試金石と見ていた前走は、出遅れというよりも、ゲートでつまずいたような印象で後方からの競馬になったが、それでも差のないところまで押し上げてきた。

 500キロになろうという大型馬で、跳びも大きい馬なので、重馬場よりも良馬場のほうがよいはず。前走は最後にグレアリングアイに競り負けたのは残念だったが、相手は青葉賞でメンバー最速の上がりタイムを繰り出した馬だ。良馬場条件に狙ってみたい。

 今回が9戦目となる〇マカオンドールは、その大寒桜賞優勝馬で、中京競馬場は2戦2勝。未勝利戦を脱出したときはレコード勝ちで、前走は重馬場をものともせずの勝利だった。勝ち上がったあとの紫菊賞は皐月賞5着ヨーホーレイクから0.6秒差3着で、京都2歳Sワンダフルタウン(青葉賞)、ラーゴム(きさらぎ賞)と差のない3着。

 ひと息入れた後の水仙賞は、勝ったレッドヴェロシティ(青葉賞3着)をしのぐ上がりタイムで2着。このときはアサマノイタズラ(スプリングS2着)に先着を果たしている。豊富なキャリアは中身も伴ったもので、戦ってきた相手は重賞級の馬ばかりだ。今回は休み明け3戦目。タイトルに手が届くところまで来た。

 ▲ルペルカーリア毎日杯4着。レコード決着となったこのレースで先着を許した3頭はいずれもディープインパクト産駒。当時、未勝利戦を勝ち上がったばかりの本馬には少々荷が重い相手だった。今回は強力な逃げ、先行馬不在の組み合わせで、本馬の先行力は武器になるはず。

 △レッドジェネシスゆきやなぎ賞の優勝馬。今回が7戦目というキャリアだが、格上げ初戦以外はすべて1番人気という期待馬。デビュー当初はゲートの出が悪く、後方からの競馬を余儀なくされていたが、徐々にそれも解消されてきた。とはいえ、現状では末脚勝負のほうが持ち味を生かせそうだ。逃げ馬不在でスローペースが予想される今回は、瞬発力勝負になればチャンスが広がる。

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