東京芝1600mを舞台に争われる上半期のマイル古牝馬チャンピオン決定戦。臨戦過程が多岐に渡るため、力関係をいかに正しく評価できるかがポイントと言えるでしょう。現役調教師の通算成績を見ると、
藤原英昭調教師が3勝、
国枝栄調教師、
友道康夫調教師が2勝をマークしています。
今年は、今年度
JRAリーディング1位(着度数順、5月9日終了時点。以下同)、昨年度
JRAリーディング2位の
友道康夫厩舎から
デゼルと
ランブリングアレーが、今年度4位、昨年度6位の
国枝栄厩舎から
マジックキャッスルが、今年度7位、昨年度14位の
中内田充正厩舎から
ダノンファンタジーと
リアアメリアがエントリーしてきました。
厩舎必勝パターンの予想バイブルは、過去3年の厩舎データをもとに「場所(競馬場)」「条件(クラス)」「ローテーション」「騎乗予定騎手」を踏まえた総合的な観点から全登録馬を評価し、その中からとくに注目すべき馬を抽出。馬券検討を強力にサポートする画期的な予想ツールです。
今回は、すでにGI4勝の
グランアレグリア、前走の
阪神牝馬Sで重賞初制覇を果たした
デゼル、
高松宮記念で2着となったばかりの
レシステンシアなどに人気が集まりそう。本稿では、昨年の
秋華賞2着馬
マジックキャッスルの評価および解説を公開します。
【注目馬評価】
■馬名:
マジックキャッスル■調教師:
国枝栄■騎手:戸崎圭
■間隔:5
■場所:◎
■条件:◎
■ローテ:◎
■騎手:◎
【注目馬解説】
国枝栄調教師は東京のレースで複勝率40.2%、複勝回収値105円。あまり出走数の多くない競馬場はもちろん、中山あたりと比べても優秀な成績を収めている。また、
戸崎圭太を起用したレースも複勝率46.3%、複勝回収値80円と堅実。勝ち味が薄いタイプである点は気になるものの、大きく崩れる可能性は低いだろう。
※評価基準
【◎】複勝率が一定の水準(33.3%)以上である。高く評価していい。
【▲】複勝率は一定の水準(33.3%)未満にとどまっているが、集計対象レース全体における当該調教師の複勝率は上回っている。人気薄の馬に限り、強調材料と見ていい。
【×】複勝率が一定の水準(33.3%)未満であり、なおかつ集計対象レース全体における当該調教師の複勝率も下回っている。評価を下げたい。
記事本文では、休み明け+コース替わりなど人気落ちの要素が多く狙い目の『大穴』など4頭の情報を公開中です。5月16日分の“今すぐ読む”ボタンからチェック!