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【オークス予想】成長著しい2頭の人気薄 2400mの距離も味方にチャンス十分/JRA重賞レース展望

  • 2021年05月22日(土) 18時30分
 今週はオークスが行われます。無敗で阪神ジュベナイルFに続きGI2勝目を挙げたソダシが人気の中心になりそうなレースですが、距離延長やその他の変わり身要素で順位が入れ替わるのでしょうか。馬場や馬体的な観点からこのレースを考察していきたいと思います。

 まずはククナ。ツナギは標準くらいの長さで胴は若干詰まり気味ですが、馬格の割には脚がやや長め。本質的にはマイルから2000mくらいまでが合う体型ですが、3歳牝馬同士なら適性上位でしょう。以前よりも全体的にふっくらと丸みが出て実がしっかりと入ってきました。非常に力強くなっていますし、ここはちゃんと位置を取ればチャンス十分でしょう。

 次に人気上位のアカイトリノムスメ。やや脚が長めで造りにもゆとりのある馬体。距離延長はプラスに出るでしょう。トモにしっかりとムダなく筋肉がついて良くなっていますし、皮膚も薄く見せて仕上がりも良いでしょう。条件が合いますし、ここは桜花賞以上にやれそうです。

 ユーバーレーベンフローラS時よりも馬体が引き締まってきました。トモの筋肉の強度が増してあばらも薄っすら浮いていて好仕上がり。距離も問題ないでしょう。時計勝負よりも雨が降るなど時計が掛かる馬場の方が合っていそうです。

 2ケタ人気が予想されるエンスージアズムですが、桜花賞時よりもグンと実が入って良くなっていますし、トモや肩回りの筋肉の張りも抜群。腹袋がしっかりしてパワーを感じさせますし、とても420キロ前後の体には見えません。距離延長も問題なく、皮膚を薄く見せて良い仕上がり。ここはチャンス十分でしょう。

 そして人気のソダシです。桜花賞時よりも胴回りに伸びやかさが出てきた印象。距離を意識した仕上げと言えるでしょう。距離の2400mは問題ありませんし、ツナギが立ち気味で筋肉の質にもパワーがあるので道悪になっても問題なし。ここも当然勝ち負けに持ち込めるでしょう。

 桜花賞3着のファインルージュは、重心が低く筋肉質の馬体で距離はマイルくらいの方が良いでしょうが、前走時よりもびっしりと仕上がっていて可動域が大きい分3歳牝馬同士なら十分距離もこなせるでしょう。皮膚を薄く見せて筋肉の張りも抜群。上位争いは十分可能です。

 アールドヴィーヴルは体型的に距離延長はプラスと言えますが、皮膚病の様に見えるのが気になるところです。前走時よりもトモの張りは良くなっている印象です。

 フローラSで14人気2着したスライリー。ツナギが深めで長さも適度。クッション性は十分と言えるでしょう。トモが良くなっていますし、皮膚を薄く見せて仕上がりも十分。距離もこなせますし、ここでも通用して良いでしょう。

【総括】

 現状、ソダシアカイトリノムスメが実力的に一歩リードしている感。ククナエンスージアズムといったところが穴の候補です。この辺りを組み合わせてうまく当てられればと思います。結論はウマい馬券で。
(文/古澤秀和)

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