ダービーが終わり、今週からは早くも2歳馬の新馬戦がスタート。競馬はまた新しい
サイクルに入ると同時に、夏競馬も間近という雰囲気も出てきます。それでもGI戦はまだまだ
クライマックス継続中。今週は、古馬たちによるマイルの頂上決定戦・
安田記念(東京芝1600m)が開催されます。今週もオリジナルの
ビッグデータを活用した
AI競馬予想から弾き出した、
安田記念の激走注目馬を紹介します。
まずは先日の
ヴィクトリアマイル(東京芝1600m)を圧倒的なスピードで勝ちきった
グランアレグリア。鞍上は引き続き
ルメール騎手の予定です。同馬は昨年の
安田記念勝ち馬。能力、適性ともに文句なし。死角があるとすれば前走からの疲れがあるかどうかだけかも…。人気は同馬の一本被りになりそうです。
一方、
大阪杯で5着に敗れたものの
グランアレグリアとも差がなかったのは
サリオス。昨年
安田記念3着だった
インディチャンプ、さらには先日の
NHKマイルC1着馬
シュネルマイスター。ほかにも
ケイデンスコール、
ラウダシオンなどの重賞勝ち馬など戴冠を狙う好メンバーが揃いました。
そんな馬たちのなかから狙うべき1頭を、オリジナルAIが膨大なデータから弾き出しました。枠順や当日の馬場状態予測を反映されていない月曜日時点でのものとなりますが、人の気持ちが入らない分「まさか」と思えるような◎穴馬が指名されることもあります。
【AI指名は人気の盲点になる狙い馬】
今回、netkeibaAIが導き出した本命候補は、
インディチャンプ(牡6、栗東・
音無秀孝厩舎)でした。昨年の春秋マイル王が
グランアレグリアならば、2年前の同2冠はこの馬です。そして、先ほども述べたように昨年
グランアレグリアが勝った
安田記念でも3着は堅持。そのときの2着は
アーモンドアイです。直線でのキレ負けは、牡馬と牝馬の負担重量の差が効いたというだけでした。
もちろんマイル戦での安定感は抜群。続く秋の
マイルチャンピオンシップ(GI阪神芝1600m)でも
グランアレグリアに次ぐ2着と健闘。その後は
阪神カップ(GII阪神芝1400m)で3着でした。ちなみにこの3戦で先着されていたのはすべて牝馬。牡馬には先着を許していないという強さはあるわけです。
年明け
阪急杯(GIII芝1400m)では4着。初の1200m戦への挑戦となった前走
高松宮記念でも、重馬場の中3着に健闘しました。とはいえ今回は再び得意のマイル戦。鞍上は先週
シャフリヤールをダービー馬に導いた
福永祐一騎手が引き続き手綱を握るので不安は少ないでしょう。
現在2番人気予想となっていますが、オッズの妙味はかなりありそう。
グランアレグリア中心でいくとしても、相手筆頭として押さえておかなければいけない1頭だといえます。
あとは調教の時計、枠順、馬場状態など、総合要素を加えての最終決定となりますが、馬券の検討材料のひとつにAI
ジャッジを参考にしてみるのはいかがでしょうか。