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函館スプリントS・G3」(13日、札幌)
決戦の地に一番乗りした
ケープコッド。どの馬よりも早い5月30日に札幌へ入厩し、レースに備えてきた。「馬運車の都合で早くからの滞在になったけど、結果的に良かった。馬場入りをゴネたりする馬なので、早めに慣れることができたし、今は前向きでいい状態」と鈴木助手は仕上がりの良さに胸を張る。
3勝クラスを勝った後、オープンで近4戦も掲示板を外さない堅実ぶりが光る。「前へ行くとペースが速かったり、控えると逆に遅かったりで…。理想は好位。もうワンパンチが足りないけど、見劣る感じはないので」と期待を込める。
札幌芝1200メートルは19年に
すずらん賞を制した舞台だ。「洋芝が合っているのかもしれないし、少し時計がかかるぐらいがこの馬にはいい。鞍上もよく分かっているので」。未勝利戦-オープン特別で連勝に導いた吉田隼を久々に鞍上に迎え、目覚める条件は整った。洋芝巧者が北のス
プリント重賞をつかむ。
提供:デイリースポーツ