マイル路線や中距離路線などから多彩なメンバーが集う一戦。3連単で421万9320円の高額配当が飛び出した昨年のように、波乱の決着となった年も少なくありません。現役調教師の通算成績を見ると、
藤沢和雄調教師が3勝、
池江泰寿調教師、
田中清隆調教師が2勝をマークしています。
今年は、今年度
JRAリーディング2位(着度数順、6月6日終了時点。以下同)、昨年度
JRAリーディング2位の
友道康夫厩舎から
アドマイヤビルゴと
マイラプソディが、今年度4位、昨年度14位の
中内田充正厩舎から
ヴェロックスが、今年度5位、昨年度6位の
国枝栄厩舎から
サトノフラッグがエントリーしてきました。
厩舎必勝パターンの予想バイブルは、過去3年の厩舎データをもとに「場所(競馬場)」「条件(クラス)」「ローテーション」「騎乗予定騎手」を踏まえた総合的な観点から全登録馬を評価し、その中からとくに注目すべき馬を抽出。馬券検討を強力にサポートする画期的な予想ツールです。
今回は、前走の読売
マイラーズCで2着となった
アルジャンナ、3歳時に
皐月賞2着などの実績がある
ヴェロックス、昨年の
弥生賞を勝った
サトノフラッグなどに人気が集まりそう。その中から本稿では、
アルジャンナの評価および解説を公開します。
【注目馬評価】
■馬名:
アルジャンナ■調教師:
池江泰寿■騎手:ルメール
■間隔:7
■場所:×
■条件:×
■ローテ:◎
■騎手:×
【注目馬解説(記事本文より)】
池江泰寿調教師は東京のレースで複勝率24.8%・複勝回収値61円。地元の関西圏に比べると、関東圏の東京や中山は複勝率が低い水準にとどまっていた。
アルジャンナ自身も、8頭立てだった一昨年の東京スポーツ杯2歳Sでは2着に好走しているが、2度目の東京遠征となった昨年の
日本ダービーはシンガリ負け。注目を集めそうな今回は過信禁物と見るべきだろう。
※評価基準
【◎】複勝率が一定の水準(33.3%)以上である。高く評価していい。
【▲】複勝率は一定の水準(33.3%)未満にとどまっているが、集計対象レース全体における当該調教師の複勝率は上回っている。人気薄の馬に限り、強調材料と見ていい。
【×】複勝率が一定の水準(33.3%)未満であり、なおかつ集計対象レース全体における当該調教師の複勝率も下回っている。評価を下げたい。
記事本文では「厩舎パターン式出馬表」として全登録馬の評価を公開。人気上位の『扱い注意馬』に、マークが薄い狙い目の『大穴』など4頭の情報も公開中です。6月13日分の“今すぐ読む”ボタンからチェック!