16日
川崎競馬場(曇 不良)で行われたダート
グレード競走、第57回
関東オークス(JpnII・3歳牝馬 ダート2100m)は、
JRA勢4頭を含む12頭が出走して行われ、道中は3番手を進んだ
武豊騎手騎乗の
JRAウェルドーンが、最後の直線で逃げ粘る
ケラススヴィア(浦和)を差し切り、2分18秒3の時計で重賞初制覇を飾った。2着には15年ぶりの南関東3冠牝馬を目指した
ケラススヴィアが2馬身差で続き、4馬身離された3着に
ランスオブアースが入った。
勝った
ウェルドーンは栗東・
角田晃一厩舎所属の3歳牝馬で、
父ヘニーヒューズ、
母ツルマルオジョウ(母の
父ダンスインザダーク)という血統。通算成績は11戦4勝、交流重賞初挑戦で重賞のタイトルを手にした。
<レース後の関係者のコメント>
1着
ウェルドーン(
武豊騎手)
「道中、やめようとするところがあるので、促しながらの追走でした。スタートは遅かったですが、その後リカバリーできて、良い位置がとれました。以前乗った時よりも強くなっていますし、伸びしろはたっぷりありますから、今後が楽しみです」
2着
ケラススヴィア(
森泰斗騎手)
「残念です。三冠を期待してくれた皆様に申し訳ないです。勝った馬は強かったですし、初めての距離に戸惑いながらも、馬は頑張りました」
3着
ランスオブアース(
泉谷楓真騎手)
「理想はもっと前の位置だったのですが、ゲートが良くなかったので切り替えました。道中は捌きながらの追走でしたが、4着以下は離していますし、よく頑張っています」
9着
ベルヴォーグ(
幸英明騎手)
「初めてのナイターで、返し馬でも頭を上げて周りを気にしている感じでした。ゲートを出て、前で競馬ができればまた違ったのでしょうが、後手を踏んで、もたもたしているうちに終わってしまいました」
(取材:中野雷太)
ラジオNIKKEI