20日に東京競馬場で行われる
ユニコーンS(3歳・GIII・ダート1600m)について枠順・馬番別に検証していく。
過去10年、馬番別では最多となる4回の馬券絡みが14番。3回で4番、6番、8番、11番、12番が続き、2回が1番、15番、16番となっている。なお、7番は過去10年で一度も馬券絡み無し。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 1-2-0-15/18 複勝率16.7% 複勝回収率41%
2枠 1-0-2-17/20 複勝率15.0% 複勝回収率70%
3枠 0-1-3-15/19 複勝率21.1% 複勝回収率102%
4枠 2-1-0-17/20 複勝率15.0% 複勝回収率25%
5枠 1-2-0-16/19 複勝率15.8% 複勝回収率23%
6枠 3-0-2-15/20 複勝率25.0% 複勝回収率98%
7枠 1-2-2-15/20 複勝率25.0% 複勝回収率33%
8枠 1-2-2-15/20 複勝率25.0% 複勝回収率141%
※2013年は3着同着
【内枠・外枠の比較】
1〜4枠 4-4-5-64/77 複勝率16.9% 複勝回収率60%
5〜8枠 6-6-6-61/79 複勝率22.8% 複勝回収率74%
【1番人気馬の成績】
11年
グレープブランデー(9番・2着)
12年
ストローハット(4番・1着)
13年
サウンドリアーナ(12番・2着)
14年
アジアエクスプレス(2番・12着)
15年
ゴールデンバローズ(12番・4着)
16年
ストロングバローズ(13番・2着)
17年
リエノテソーロ(4番・7着)
18年
ルヴァンスレーヴ(14番・1着)
19年
デアフルーグ(6番・7着)
20年
カフェファラオ(16番・1着)
枠順別成績を眺めてみると、6枠7枠8枠がいずれも複勝率25.0%と高く、外枠優勢の傾向が見て取れる。これは芝スタートという東京ダート1600mのコース形態に起因するものだろう。同じ能力なら外枠に分があると考えてよい。
特に気をつけたいのは1番人気馬の扱い。全体成績は[3-3-0-4]だが、着外4頭中3頭が6番より内を引いていた。外枠から馬券圏内を外したのは15年の
ゴールデンバローズのみで、同馬はUAEダービーからの帰国緒戦。その後もしばらく精彩を欠いていることから、本調子ではなかったと推測される。基本的に外枠を引いた1番人気馬は信頼度が高い。