今年で62回目を迎える上半期の現役最強馬決定戦。単勝1番人気馬はここ6年で0勝、そのうち4回は4着以下に敗れているという、波乱含みの一戦です。現役調教師の通算成績を見ると、
池江泰寿調教師が3勝、
佐々木晶三調教師、
須貝尚介調教師が2勝をマークしています。
今年は、今年度
JRAリーディング1位(着度数順、6月20日終了時点。以下同)、昨年度
JRAリーディング1位の
矢作芳人厩舎から
ユニコーンライオンが、今年度5位、昨年度6位の
国枝栄厩舎から
カレンブーケドールが、今年度11位、昨年度8位の
音無秀孝厩舎から
アリストテレスがエントリーしてきました。
厩舎必勝パターンの予想バイブルは、過去3年の厩舎データをもとに「場所(競馬場)」「条件(クラス)」「ローテーション」「騎乗予定騎手」を踏まえた総合的な観点から全登録馬を評価し、その中からとくに注目すべき馬を抽出。馬券検討を強力にサポートする画期的な予想ツールです。
今回は、ビッグレースで善戦し続けている
カレンブーケドール、昨年の優勝馬
クロノジェネシス、無敗のまま前走の
大阪杯を制した
レイパパレなどに人気が集まりそう。本稿では、
アリストテレスの評価および解説を公開します。
【注目馬評価】
■馬名:
アリストテレス■調教師:
音無秀孝■騎手:
武豊■間隔:8週(中7週)
■場所:▲
■条件:×
■ローテ:◎
■騎手:▲
【注目馬解説】
音無秀孝調教師は5〜8週(中4〜7週)のレースで複勝率36.1%、複勝回収値128円。適度な間隔で使ってきたレースは、比較的堅実なだけでなく配当的な妙味も大きい。近年は(平地)オープンのレースでやや苦戦しているものの、今回はラ
イバルの大半が何かしらの不安を抱えており、大きく評価を下げる必要はなさそう。テン乗りとなる
武豊騎手との相性は通算で、複勝率46.6%、複勝回収値80円だが、直近1年では[1-2-2-1]、複勝率83.3%、複勝回収値146円と好調。また、コース替わりもプラスに働くと見る。
※評価基準
【◎】複勝率が一定の水準(33.3%)以上である。高く評価していい。
【▲】複勝率は一定の水準(33.3%)未満にとどまっているが、集計対象レース全体における当該調教師の複勝率は上回っている。人気薄の馬に限り、強調材料と見ていい。
【×】複勝率が一定の水準(33.3%)未満であり、なおかつ集計対象レース全体における当該調教師の複勝率も下回っている。評価を下げたい。
記事本文では「厩舎パターン式出馬表」として全登録馬の評価を公開。過信禁物の『超人気馬』に、連軸に最適の『有力馬』など4頭の情報を公開中です。6月27日分の“今すぐ読む”ボタンからチェック!