「
宝塚記念・G1」(27日、阪神)
上半期最後の大一番を締めくくったのは、ファン投票1位でレースでも1番人気に推された
クロノジェネシス。2着は7番人気の伏兵
ユニコーンライオン。2番人気の
レイパパレは3着に敗れ、連勝は6でストップした。
次元が違う勝ち馬の直後で繰り広げられた、激しい2着争い。直線に入って一度は抜かれた
ユニコーンライオンが、驚異的な二枚腰で
レイパパレを差し返す。前哨戦の
鳴尾記念を8番人気で逃げ切った伏兵が、本番でも逃げて波乱を演出した。
「ペースも想定内でイメージ通り。このメンバーでよく頑張ってくれました」とパートナーをねぎらいつつも、悔しさを隠し切れなかった坂井。それとは対照的に、師匠の矢作師は「グッドレース。
レイパパレに出られても差し返したのには感激した」と弟子と管理馬のパフォーマンスを手放しで褒めた。
今後について「オーナーサイドとの相談次第だが、
オールカマー(9月26日・中山)か
京都大賞典(10月10日・阪神)くらいかなと思っている」と指揮官。一線級と五分に戦えることは証明した。勝負の秋へ、夏はゆっくりと力を蓄える。
提供:デイリースポーツ