7月4日に福島競馬場で行われる
ラジオNIKKEI賞(3歳・GIII・芝1800m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、中山競馬場で代替開催された2011年はデータの集計対象外とした。
過去10年で最多となる6回の馬券絡みが
ディープインパクト。次点で2回の
マンハッタンカフェ、
ステイゴールド、
バゴが続く。
ディープインパクト産駒は[3-1-2-4]。12年
ファイナルフォーム、15年
アンビシャス、16年
ゼーヴィントが勝ち馬として名を連ねており、昨年も同産駒として唯一の出走となった
ディープキングが5人気3着と好走している。なお、連対した4頭はいずれも前走で関東圏(東京・中山)のレースに出走していた。今年は
シュヴァリエローズが
皐月賞からの臨戦で挑む。
ロードカナロア産駒は[0-1-0-0]。産駒初出走となった昨年は
パンサラッサが7人気2着と健闘し、3連単17万馬券の高配当を
アシストする結果となっていた。ただし、同産駒は下級条件を含めたコース成績が[1-2-1-15]勝率5.3%・複勝率21.1%となっており、お世辞にも好相性とは言えないようだ。今年は
リッケンバッカー、
ヴェイルネビュラが出走予定。
ヴィクトワールピサ産駒は[1-0-0-4]。小雨降るなか不良馬場として行われた19年に
ブレイキングドーンが3人気で勝利。また、
その父ネオユニヴァースの産駒も16年
ダイワドレッサーが牝馬ながら9人気2着と好走した実績を持つ。今年は
アサマノイタズラが上位人気を担う。
初出走となる
モーリス産駒からは
タイソウ(抽選対象)が特別登録。下級条件を含めても[0-1-0-0]と出走例はわずか一例に限られるが、
モーリスの
父スクリーンヒーローが07年
ラジオNIKKEI賞で14人気2着と大駆けしていたことは念頭に置くべきだろう。