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【CBC賞 枠順データ分析】スプリント戦だが、7枠8枠の成績が優秀

  • 2021年07月02日(金) 18時24分
 7月4日に小倉競馬場で行われるCBC賞(3歳上・GIII・芝1200m)について枠順・馬番別に検証していく。なお、今年は開催日割の変更に伴い小倉芝1200mにて施行されるため、2020年以降の当該コース成績をデータの集計対象とした。

【小倉芝1200m枠順別成績(2020年以降)】
1枠 14-12-13-162/201 複勝率19.4% 複勝回収率83%
2枠 18-7-8-170/203 複勝率16.3% 複勝回収率64%
3枠 5-11-16-179/211 複勝率15.2% 複勝回収率51%
4枠 12-16-14-173/215 複勝率19.5% 複勝回収率88%
5枠 13-17-19-169/218 複勝率22.5% 複勝回収率82%
6枠 9-10-10-192/221 複勝率13.1% 複勝回収率79%
7枠 21-27-11-227/286 複勝率20.6% 複勝回収率105%
8枠 21-14-21-249/305 複勝率18.4% 複勝回収率90%

【中京芝1200m枠順別成績(2020年以降)】
1枠 9-8-5-41/63 複勝率34.9% 複勝回収率125%
2枠 3-6-7-50/66 複勝率24.2% 複勝回収率119%
3枠 2-7-1-58/68 複勝率14.7% 複勝回収率90%
4枠 6-6-4-56/72 複勝率22.2% 複勝回収率79%
5枠 6-4-8-55/73 複勝率24.7% 複勝回収率61%
6枠 2-1-7-67/77 複勝率13.0% 複勝回収率39%
7枠 7-2-5-84/98 複勝率14.3% 複勝回収率37%
8枠 4-5-2-88/99 複勝率11.1% 複勝回収率35%

 小倉芝1200mは7枠8枠の回収率が高い。一般的に内有利になることが多い芝1200m戦において、かなり優秀な数字だ。参考までに、同期間の中京芝1200mの枠順別成績を見てみると、1枠2枠の複勝回収率が100%超え。1枠の複勝率が34.9%、8枠の複勝率が11.1%で内枠>外枠なのは明白だ。別の表現を使うなら「小倉芝1200mは内枠のメリットが大きくない」ということだろう。

 小倉芝1200mはスタート直後から坂を下るためペースが上がりやすい。また、スパイラルコーナーを採用しているため、外枠からスムーズにコーナーを回れるのも、外枠の成績を押し上げる一因だろう。

 今年2月に施行された北九州短距離S(OP)は、前半3ハロン32.8秒のハイペースとなり、7枠14番のラヴィングアンサーが4番人気で4角14番手から差し切り、3着にも4角11番手だったメイショウキョウジ(5番人気)が差し込んだ。野芝のみで行われる夏の開催なので、その傾向がそのまま持ち越されるとは限らないが、開幕週=内有利と決めつけるのは危険だろう。

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