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【ラジオNIKKEI賞予想】最も怖いのは重賞級の能力を秘めた素質馬

  • 2021年07月04日(日) 10時05分
 かつてはダービーやオークスで負けてしまった馬やクラシックレースに出走権利を与えてもらえなかった外国産馬が集うレースだったが、ここ最近はダービーウィークの白百合S組やプリンシパルS京都新聞杯、あるいは青葉賞などでダービー出走の権利をとれなかった馬たちの活躍の場になっている。

 ◎ボーデンスプリングS3着馬。この時は重馬場だったにもかかわらず、やや力みながらの追走で外に持ち出すことができずに終始馬場の悪いところを通らされてゴール前で力尽きてしまった。その後皐月賞を目指したが、フレグモーネにより回避。早くから、このレースを目標に調整されてきた。

 振り返れば、デビュー戦はのちのプリンシパルS2着馬ディオスバリエンテにクビ差及ばなかったが、3着馬には4馬身の差をつけた素質馬。デビュー2戦目の初勝利のときには前半の半マイル通過46秒1のペースを5〜6馬身後方で見るような形でレースを進めると、早めに好位へ押し上げ、最後1ハロンは11秒8。重賞級のパフォーマンスを披露している。順調さを欠いた春シーズンだったが、ここをきっかけに秋へと飛躍してほしい1頭だ。

 〇ヴァイスメテオール京成杯4着で、プリンシパルSは1番人気4着。プリンシパルSは半マイル通過47秒7、1000m通過60秒3というスローペースを後方待機。最後は大外を回りながら出走メンバー最速33秒4で追い込んだが先行勢を捕まえるまでには至らなかった。前走はスタートでヨレてしまったが、もともとは下手な馬ではなく小回りコースに不安はない。むしろ、やや下り坂の天気予報は味方にできそうだ。

 ▲アサマノイタズラスプリングS2着馬。2戦1勝で挑んだ水仙賞は道中で行きたがる面を見せるなど窮屈なレースを強いられたが、スプリングSは早め先頭からゴール前まで見せ場を作った。皐月賞は外枠から積極的な競馬をしたが、幾度となく他馬と接触した影響もあって大敗。しかし、強い馬たちを相手に十分な見せ場を作った1戦だった。内枠からスムーズな競馬ができれば復権は夢ではない。

 逃げ、先行馬が外枠に並びハイペースとなりそうな1戦だけに追い込み鋭い△リッケンバッカーも差がなく続く。新馬、葉牡丹賞を連勝した△ノースブリッジにとっては試金石になりそうな1戦だが、距離は味方してくれそうだ。最後に穴馬として、山藤賞のレース内容が印象に残る△プレイイットサムの名前を挙げておく。

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