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【川崎・スパーキングレディーC】今年は地方馬にもチャンスあり!? 強力姉妹が中央勢に襲い掛かる!

  • 2021年07月07日(水) 18時07分
 第25回スパーキングレディーC・交流JpnIIIが7月8日に、川崎競馬場の1600mで行われる。12年連続でJRA馬が勝利しているが、今年は中央地方ともに甲乙つけがたいメンバー。また、地方馬にとっては世代別の牝馬チャンピオンを決めるグランダムジャパン古馬シーズンの第2戦目(全9戦)にあたる重要な一戦だ。

 テオレーマは昨年の9月からダートで【3210】。休み明けで初重賞参戦となった前走のマリーンC・交流JpnIIIでは、最終コーナーを回った時点では、もはやこれまでかと思われたが、鞍上の怒濤の気合いに応えて直線半ばからグングンスピードアップ。2馬身差で快勝し、念願の初重賞制覇を果たした。ここへの乗り込みは入念で、6月30日にはサンライズナイト(6歳3勝クラス)を2馬身半後方から追いかけて半馬身先着。しまいは11秒8をマークと、一度使っての上積みがうかがえる。勢いに乗って重賞連勝なるか。

 地方勢の筆頭格はサルサディオーネ。昨年はマリーンCクイーン賞と交流重賞を2勝しNARグランプリ4歳以上最優秀牝馬に輝いた実力派だ。連覇がかかった2走前のマリーンCでは3着だったが、スパーキングレディーCの過去2回の戦績は2、3着。昨年は勝ったファッショニスタの0秒2差と互角の勝負を展開している。ハナが理想のこの馬が、最内枠に入ったのは軽視できない。気分良く逃げられれば逆転もあり得る。

 その半妹のサルサレイアが地元川崎代表。姉とは違い終い勝負のタイプだけに展開次第な面はあるが、はまると鋭い末脚を発揮する。前走の中原オープンでの7着は2000mは長かった印象で、不利も響いた。距離短縮、流れが速くなる交流戦で、自慢の脚を生かせれば。

 初の地方参戦となるウルトラマリン。地方馬場向きの先行策が取れるタイプだが、これまでの主戦場は1200〜1400m。距離への対応が鍵となりそうで、初コンビの福永騎手がどんな手綱さばきを見せるか注目だ。

 さらに、昨年の中山牝馬S福島牝馬Sを制したフェアリーポルカも怖い存在。初ダートだった前走のマリーンCで4着と砂適性を見せており、交流2度目なら前進も。初交流参戦のリネンファッションも先行力が発揮できれば上位争いに加わりそうだ。

(文:スポーツ報知記者・志賀浩子)

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