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【函館記念予想】出走できれば昨年の再現となる極穴をAIは見逃さない ローカルの連闘で勝負気配/JRA重賞レース展望

  • 2021年07月12日(月) 20時30分
 先週末の七夕賞では、netkeibaAIが注目馬として取り上げたトーラスジェミニが優勝。道中2番手から先をいくロザムールをかわして粘り切っての勝利で、2000mという距離への不安があった中での結果に、素晴らしい充実期を印象付けました。

 今週も、小倉で中京記念(GIII・芝1800m)、函館では函館記念(GIII・芝2000m)の両ハンデ重賞が行われますが、そのうち函館記念で、AI競馬予想が弾き出した激走注目馬を紹介します。
 
 月曜日現在、出走予定は20頭。人気になりそうな候補馬としてまずは、今年2月に砂のGIフェブラリーS(東京・ダート1600m)で優勝したカフェファラオ(牡4・美浦・堀厩舎)。一昨年のデビュー以来、すべてダートを使って8戦5勝。出走となれば今回が初の芝レースとなります。ハンデは58.5kgとなるようですが、やはり格としては筆頭馬。芝適性があれば圧勝のシーンだってあるかもしれません。

 続いて前走巴賞(函館・芝1800m)1着のサトノエルドール(牡5・美浦・国枝厩舎)。デビューから馬券圏内を外さない馬で、3勝クラスまで上がったものの昨年はややスランプの時期もありました。ただ前走は同じ函館のオープン戦を勝ち切っているのでコース相性は期待できそうです。前走、不良馬場だった福島民報杯(新潟・芝2000m)1着のマイネルウィルトス(牡5・栗東・宮厩舎)も人気上位の候補。

 さらに2月にGII中山記念で3着したウインイクシードなど、能力差をつかみづらい馬たちが多数参戦します。函館記念は、昨年15人気、13人気のワンツー決着で3連単343万円超えを記録していて、近10年でも1人気が19年マイスタイルの1勝のみで、ほかには1頭も3着内にすら入っていない波乱重賞。今年も難しいレースとなりそうです。

【AIが弾き出したのは出走可否線上の超人気薄?】

 その中で、まだ枠順や当日の馬場状態予測を反映されていないものとなりますが、netkeibaAIが導き出した激走注目馬は、サクラトゥジュール(牡4・美浦・堀厩舎)でした。

 キャリア12戦3勝。先週、日曜日の函館競馬場の五稜郭S(3勝クラス・芝1800m)で2着になったサクラトゥジュール函館記念出走となれば連闘になります。しかし現在クラスはまだ3勝クラスなので出走可否はまさに線上ですが、出られることになれば、軽ハンデは間違いないところでしょう。

 前走では、陣営は初の洋芝と小回りコースを心配していたようですが、3コーナーからのマクリは勝ちきりまで感じさせる脚を使っていました。最後は惜しくも差されてしまいましたが、前半かかったロスもふまえると、能力の高さは示せたレースといえるでしょう。

 走破タイムは稍重で1分48秒7。函館の開幕週に行われた同じ芝1800m戦の巴賞の勝ちタイムが良馬場の1分48秒0。当然、単純な比較はできませんが、馬場やハンデ次第では時計短縮も十分にありそうです。

 また、これまで勝ちきれない競馬が多かったサクラトゥジュールですが、大敗は一度もなし。凡走といえるのは3歳時のラジオNIKKEI賞6着くらいで、ほかはすべて掲示板確保の安定感を持っています。デビュー2戦目にムーア騎手、3歳時はレーン騎手の騎乗経験もある陣営の期待感も高い馬。今回、出走可能だった場合はかなり妙味ある狙い目の穴馬となるでしょう。
 
 あとは調教の時計、枠順、馬場状態など、総合要素を加えての最終決定となりますが、馬券の検討材料のひとつにAIジャッジを参考にしてみるのはいかがでしょうか。

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