「
中京記念・G3」(18日、小倉)
まさに飛ぶ鳥を落とす勢い。3連勝中の
ロータスランドが重賞突破を狙う。
マーメイドSを除外され、前走は3勝クラスの身ながら
米子Sに格上挑戦。重賞好走馬もいる骨っぽいメンバーだったが、3番手から正攻法の競馬で勝負を決めた。8カ月の休養から復帰した2021年2月以降は2・1・1・1着。本格化の理由は何なのか。辻野師は「爪が痛くて、それを気にして本来の走りができていなかった。爪の奇形で治療法もなくて。今は特殊な蹄鉄にしてもらって傷みもなくなり、歩様が劇的に変わった」と説明する。1週前には栗東坂路でラスト1F11秒5。まれに見る驚きのタイムをマークした。「負荷をかけて刺激を与えました。気持ちの面でも、体も締まっている」と仕上げに胸を張る。
これまでワンターンの競馬しか使ってこなかったが、今回の舞台は小回りの1800メートル。今年開業の新鋭調教師は「コーナー4つが課題だけど、競馬が上手。好位で運べて抜け出す脚が速い。前走は抜け出してフワフワしていたので、強いメンバーの方がひと踏ん張りできる」と期待を込めた。4連勝で重賞制覇へ-。今回は、飛躍の秋に向けて重要な一戦になる。
提供:デイリースポーツ