「
中京記念・G3」(18日、小倉)
相性のいいコースで
ミスニューヨークが一撃を狙う。
前走の
マーメイドSは15着に敗れた。末脚不発に終わった内容を、植山助手は「調子は良かったのにだらしなかった。プラス8キロでも太くはなかったし、外枠で外を回ったにしても、もう少し伸びてほしかった」と不満げに振り返る。
それでも力負けとは思いたくない。昨年の
秋華賞では、僚馬
デアリングタクトには及ばなかったが、16番人気ながら5着と力を示した。「昨年はまだ若かったけど、精神面で成長してきた」。上昇カーブを描く4歳牝馬に、「夏場も勝っているし、3勝クラスを勝った3走前と変わらず調子はいいんです」と胸を張る。
小倉は2戦して1勝、2着1回。「実績のあるコース。あとは高速馬場がどうか。道中は後ろからになることが多いので、展開が向けば」と仕上げ人は分析する。開幕週ほどではなかったが、2週目の先週も時計は速かった。1800メートルの持ち時計1分46秒2は今回のメンバーで3位。「ハンデの52キロは恵まれたと感じるし、ハマれば結果が出てもおかしくない」。斤量の恩恵を追い風に、重賞初制覇をにらむ。
提供:デイリースポーツ