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【中京記念】ロータスランド止まらない 4連勝&重賞初制覇へ!爪の不安解消し力発揮

デイリースポーツ
  • 2021年07月15日(木) 06時00分
 「中京記念・G3」(18日、小倉)

 サマーマイルシリーズ初戦の米子Sを制したロータスランドが14日、栗東坂路で最終リハ。単走で軽快な動きを披露し、目下の充実ぶりをアピールした。今の勢いなら、破竹の4連勝&重賞初制覇も夢ではない。得意の舞台で反撃を期すボッケリーニ、G3から再始動するカテドラルも、上々の気配を見せていた。

 最後はソフトに仕上げた。ロータスランドは1週前に栗東坂路で4F52秒4-37秒8-“11秒5”の超抜時計をマーク。直前は同坂路で感触を確かめる程度にとどめ、単走で4F55秒4-39秒9-12秒6を記録した。鞍上の姿勢は微動だにせず、手綱は持ったまま。真一文字に駆け上がった。

 納得の動きに、辻野師の言葉もはずむ。「1週前は放牧で緩んだネジを締める感じで。思っていたよりも時計が出てビックリしましたが、気持ち的にも締まってきました」。そして最終リハへ。「気温が上がってきましたし、体力を残した状態で輸送に臨みたかった。ちょうどいいと思います」と力強くうなずいた。

 格上挑戦の米子Sを制し、目下3連勝中。快進撃の要因は爪の良化にある。橋本助手は「以前は右前肢の爪に痛みがありましたが、3/4鉄という蹄鉄に変えてから馬が良くなりました。普通の蹄鉄がU字なら、3/4鉄はJ字。患部に触れない分、力を出せるようになりました」と説明する。

 準備を整え、いよいよ重賞のステージへ。次なる舞台は小倉芝9Fだが、「スタートがいいですし、レースセンスのいい馬。克服してくれると信じています」と指揮官はきっぱり。4歳牝馬の“マル外”が、完全に軌道に乗った。快進撃は止まらない。

提供:デイリースポーツ

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