沖縄や九州など、地方によってはすでに梅雨明けした今週。
降雨による馬場状態にも、今週はそれほど神経を使わなくても良さそうだ。
今週の重賞は土日で3つ。日曜日メイン重賞としては、小倉で
中京記念(GIII・芝1800m)、函館で
函館記念(GIII・芝2000m)が行われる。どちらもハンデ戦。荒れる夏のハンデシリーズが今週も続く。なかでも荒れることでは有名な
函館記念を取り上げておきたい。
まず思い出して欲しいのは昨年の結果…。
16頭立ての15番人気だった
アドマイヤジャスタが1着。2着にも13番人気の
ドゥオーモが入り馬連で13万1670円。3連単は343万円台の驚愕荒れの結果となった。
人気薄の台頭は昨年だけではない。ここ10年でも馬券圏内3着以内には必ず8番人気以降が最低でも1頭絡み、2桁人気の馬も7頭が馬券になっているのだ。
荒れている理由は人気薄の台頭だけでなく、人気上位馬の凡走も関係している。過去10年で1番人気馬が馬券になっているのはたった1回。さらに2番人気馬も1度しか馬券になっていないのだ。まあ、穴党の人でも簡単には獲れないレースになっている。さらに本命党の人は相性最悪といえるような結果になっているわけだ。
◆超難解ハンデレースに攻略法はあるのか?
ただ昨年も同じように対策をしながら、結果が想定を上回る荒れ方をしてくるのが
函館記念。今年のメンバーを見渡しても、やはり人気順がどうなるかわからない。下位人気になってしまう馬にも好走する可能性はありそう。というわけで近年の荒れる結果から、蓄積してきた
函館記念での人気薄好走パターンを挙げていこう。
まず一つ目の好走パターンは「ハンデ0.5刻み馬」。今年当てはまるのは1頭しかいない。それも1番人気になりそうなトップハンデ馬の
カフェファラオ。まあ荒れる前提のことなのでここはありそうながらも重視したくないが、消しともいえなくなった。
次に「前走
巴賞からのハンデ減馬」。これは
ドゥオーモ、
マイネルファンロン、
ジェットモーションなどが当てはまる。なかでも昨年
函館記念2着時と同斤量53キロになりそうな
ドゥオーモは今年も注意しておきたい。
さらに「前走から斤量がもっとも減っている馬」。これもマイナス4キロでやはり
ドゥオーモが当てはまる。しかし、
函館記念は2年連続馬券圏内というパターンがない点をどう加味するかだろう。
あとは「逃げ残り」。これは必ず逃げるという馬がいないのでなんとも判断が難しいが、先手取りそうななかから
マイネルファンロンあたりはその可能性はありそう。実際、2年前に
マイスタイルが逃げて勝ったレースで、同馬は人気薄ながら2番手から、クビ差の2着に粘っている。
最後は「内枠の馬」。どうも1から4枠の、内枠のほうが好走が多く、内枠総崩れというパターンは少ない。自分の本命候補が内枠に入っていればプラス要素になるだろう。
(netkeiba編集部)
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