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【アイビスSD予想】人気同士では決まらない AIの本命候補は人気でも状態、血統ベストのGII馬/JRA重賞レース展望

  • 2021年07月19日(月) 20時30分
 今週末はオリンピック開幕ということもあって競馬は2場開催へ。引き続き北海道は函館競馬場、そして新潟競馬場での開催が始まります。今週は唯一の重賞、日曜日アイビスSD(GIII・芝1000m)で、AI競馬予想が弾き出した激走注目馬を紹介します。
 
 ご存じのように新潟の芝1000mは直線競馬。スタートからゴールまで真っ直ぐなコースでスピードを競います。他のコースでは能力が出せなかった馬でも、一気に才能を開花させることも…。今年も適性に関しては未知の部分を持った馬も多いので、一気の人気薄台頭での波乱も考えられるわけです。月曜日現在、出走登録は19頭。配当的には妙味ありそうなレースになって欲しいところです。

 人気上位馬からは、まず一昨年の同レース1着、さらに昨年も2着だったライオンボス(牡6・美浦・和田郎厩舎)。2年前、はじめて新潟直線競馬の邁進特別(1000万下クラス)に出たときは15番人気の伏兵的存在。そこで5馬身差の圧勝劇を見せると、続く韋駄天S、アイビスSDを連勝して一気に直線競馬のスターダムにのし上がった馬です。ただ今年の韋駄天Sでは、1人気9着の意外な凡走に終わっています。
 
 対する相手は、斤量の軽い3歳勢でモントライゼオールアットワンスホーキーポーキーなどが人気になりそう。さらに同じ直線競馬の韋駄天Sで1着だったタマモメイトウ、同3着のロードエースなどもいます。近年のアイビスSDは、人気馬上位2頭プラス1頭の人気薄という決着傾向。今年も人気上位は注意しつつ、人気薄からのチョイスにもこだわりたいところです。

 その中で、まだ枠順や当日の馬場状態予測を反映されていないものとなりますが、netkeibaAIが導き出した激走注目馬は、モントライゼ(牡3・栗東・松永幹厩舎)でした。

 新馬戦は、のちにフィリーズR2着となるヨカヨカにアタマ差競り負けての2着。2戦目の阪神芝1200m戦の未勝利戦を勝つと、次走小倉2歳S(GIII・芝1200m)をメイケイエールの2着。その後鞍上はルメール騎手に乗り変わりで、初戦の京王杯2歳S(GII・芝1400m)を制しています。

 その後は積極的に先手を取った朝日杯FSでは4番人気で10着、距離短縮で挑んだファルコンSでは中団からジワジワと伸びて3着、1番人気で臨んだ前走の葵Sでは5着と振るいませんでしたが、スタート直後と向こう正面で受けた不利が敗因のため度外視できます。

 同馬は父ダイワメジャー、母はミスプロ系の英国産馬ムーングロウという血統。短距離、スピードに長けた血統といえるでしょう。とくに、近5年ではベルカントを除いたすべての勝ち馬にあてはまるように、ストームバードの血を引いた馬の好走が目立ちます。母母父にストームバードを持っているモントライゼは血統面でかなり相性が良いのは確かでしょう。

 新潟の直線競馬は初の経験になりますが、3歳ということで53キロとなる斤量での出走は明らかにプラス材料。鞍上は川田騎手に戻る予定です。人気がどの程度になるかが焦点になりますが、分散する人気になれば同馬の妙味も高まります。

 あとは調教の時計、枠順、馬場状態など、総合要素を加えての最終決定となりますが、馬券の検討材料のひとつにAIジャッジを参考にしてみるのはいかがでしょうか。

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