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【北國王冠展望】古馬4大重賞2冠目!!今年は金沢所属馬だけの戦いに

  • 2021年07月24日(土) 18時10分
 7月25日(日)に金沢競馬場で北國王冠(ほっこくおうかん)が行われます。

 例年は11月中旬に実施され、金沢では最長距離となる2600mが舞台。しかし今年は11月3日(水・祝)にJBC競走があることから時期を移動して、距離も2000mに変更されることになりました。

 それによって今年は、6月15日に行われた百万石賞(2100m)、続いて北國王冠、さらに8月24日(火)のイヌワシ賞(地方全国交流・2000m)と、2100mのJBCクラシックへと重賞戦線が続きます。

 北國王冠は2017年に金沢所属馬限定戦から地方全国交流に変更され、その最初の年は地元のグルームアイランドが勝利。しかしその後は3年連続で他地区所属馬が3着以内を独占しました。

 しかし今年は金沢所属馬だけの戦い。それでも1着賞金は昨年と同じですから、ここを大きな目標にしている陣営が多いかもしれません。

 そのうちの1頭といえそうなのが、重賞連勝中のハクサンアマゾネス。通算16戦で3着を外したのは川崎遠征のエンプレス杯だけで、金沢の2000mでは3戦3勝。ここで好成績を挙げて、JBCを視野に入れたいところでしょう。

 逆転を狙いたいのがニューホープ。一昨年の北日本新聞杯で2着、石川ダービーで3着と善戦し、その後は岐阜金賞などを制覇。今年の春は高知で4戦1勝でしたが、金沢に戻った前走は先行押し切りで快勝しました。今回の鞍上は愛知の岡部誠騎手。今年の金沢で重賞を2勝している名手の腕にも期待です。

 ニューホープと同じ、門別の新生ファームで誕生したのがピアノマン。2走前は大井のA2クラスで単勝万馬券の激走を披露しましたが、もともとは岩手で東北優駿不来方賞2着、ダービーグランプリ3着に入った実績がある馬。金沢初戦の前走の内容ならば、ここでも首位争いが狙えそうです。

 ファストフラッシュは相手なりに走れるタイプ。地方競馬では19戦13連対で、すべて5着以内という成績。今年も1900mの金沢スプリングカップを逃げ切り、百万石賞で2着という安定感を見せています。鞍上の青柳正義騎手は今年の金沢リーディングで、通算1000勝が目前に迫っています。

 ティモシーブルーは2年前に百万石賞と中日杯を制し、昨年の金沢スプリングカップを勝ちましたが、昨夏以降は善戦止まり。それでも相手なりに動ける面があるだけに、ノーマークにはしにくい存在。堅実に差を詰めてくるエイシンレーザーにも上位食い込みのチャンスがあるでしょう。

 ところで例年のこの時期は、中距離の古馬A1戦が組まれていました。そのレースを対象に、過去5年の成績をチェックしてみると「2走前までに重賞で2着以下があった馬が1〜2頭連対している」という謎データが!

 条件が変わっても、このデータは継続するのでしょうか。興味深いところです。

 北國王冠の発走予定時刻は午後6時15分。この日に全国各地で行われる重賞のトリとしてゲートが開きます!

(文:浅野靖典)

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