今夜のメイン(最終)12Rは、2歳戦線「上半期の中間決算」とも云うべきH1重賞「第15回
ブリーダーズゴールドジュニアカップ/1700m外回り。JBC協会協賛
ジャスタウェイ賞」です。
今季は昨年と同じ「15開催・82日間」のスケジュールで行われるので、その折り返し点は41日目。オープニングデー(4月14日)から数えて今夜が38日目の開催となっており、まさに上半期を締め括るビッグレースということになります。
その
ブリーダーズゴールドジュニアカップH1。近年を振り返ってみても、2017年優勝の
サザンヴィグラスは翌年3歳三冠競走の一冠め「
北斗盃」を圧勝し、三冠戦線を戦った後に
JRAに移籍しオープンまで出世した素質馬。翌18年の
イグナシオドーロは秋の頂上決戦「
北海道2歳優駿JpnIII」を制しましたし、昨年の勝ち馬
ブライトフラッグはシーズン終了後に南関東へ移籍、今年6月の
東京ダービーSIでゴール前、逃げ切った
アランバローズを猛追し小差3着まで押し上げてみせました。
この通り、ほぼ毎年のように後の大活躍馬が勝ち負けしている
ブリーダーズゴールドジュニアカップ。今年の出走馬は10頭ですが、非常に中身の濃い顔ぶれとなっており、今年の上位入線馬の中にも後々大活躍する逸材が入ってくるだろうことは、まず間違いないだろうと思われます。
上位人気に推されそうなのは、国内で最も早く施行される2歳重賞「
栄冠賞H2」優勝の
モーニングショーと、小差4着に踏ん張った
シャルフジン。別路線組では、1200mの
JRA認定
アタックチャレンジ(認定未勝利)と1500mの同上級認定ウィナーズチャレンジ2を圧倒して2連勝の
エイシンスコッティ、いずれも1200mの
JRA認定フレッシュチャレンジ(新馬)同ウィナーズチャレンジ(上級認定)とデビュー2連勝の
フィリオデルソルらが高い支持を集めることになりそうです。
その他では、故・岡田繁幸さんを中心にビッグレッドファームがその素質とダートへの適性を評価し門別デビューを決めたという
キタサンブラックの初年度産駒ウンや、前走で今回と同じ1700mに距離を延ばして戦法も走法も大きく変わってきた
ダイナソーらも、注目される存在となりそうです。
後で挙げた2頭、ウンと
ダイナソーが「1700m外回り」を経験している一方で、上位人気が予想される前記4頭(
モーニングショー/
シャルフジン/
エイシンスコッティ/
フィリオデルソル)はいずれも距離未経験ということもあって、場合によってはゴール線上で“波乱の結末”が待っている可能性も小さくないのかもしれません。
また、ここまで名前を挙げられなかった
ファーガス、
デシジョン、
オンストロン、
マックスレジェンドも同じく既に勝利を挙げて臨んでくる素質馬には違いなく、これらの激走可能性についても検討してみていただければと思います。
このように見どころいっぱいの「第15回
ブリーダーズゴールドジュニアカップH1」。発走は20時40分です。ご期待ください!
(文:ひだか応援隊)