川田将雅騎手(35)=栗東・フリー=が、2年ぶりの函館で史上7人目の大記録に挑む。クイーンSで騎乗する良血馬
ドナアトラエンテでVなら、JRA全10場重賞制覇を達成。「今年は本来札幌のクイーンSが、五輪の日程変更もあって函館になりましたから。なかなか行く機会もないですし、勝ってくれるとありがたいですね」と結果を求めて北上する。
偉業とともに、目指すものがある。「この馬が今後、お母さんになったときに重賞のタイトルを獲っていることは大事になります。繁殖としての価値も上がりますからね。そのためにもタイトルが獲れれば」。現在5歳の牝馬で、クラブの規定では来春に引退して繁殖入りする予定。
中京記念で重賞初Vに導いた同世代の牝馬
アンドラステに続き、貴重な白星を届けるつもりだ。
当地での重賞挑戦は6年ぶり4度目。数少ないチャンスをきっちりとものにし、人馬ともに自らのキャリアに新たな勲章を刻む。(デイリースポーツ・大西修平)
提供:デイリースポーツ