新潟ジャンプSに
バイオレントブローを送り込む
佐々木晶三調教師(65)=栗東。勝てば調教師として史上7人目となるJRA全10場重賞制覇だ。13年ダービー(
キズナ)などG1・7勝を含むJRA重賞49勝を挙げる名トレーナーが、新たな勲章を求めて挑戦する。
同馬は入障4戦目で勝ち上がったばかり。2020年の覇者やオープン好走馬がおり、実績面で見劣るのは確かだが、指揮官は「これ、いいよ。ひそかに期待している」と色気十分。「前向きだし、飛越もきれい。気性面もだいぶ成長した。スピードを持続するタイプの馬なので、置き障害もいいと思う」と強気な口ぶりに自信がにじみ出る。
コーディエライトで挑んだ17年新潟2歳Sは惜しくも2着。あと少しでVを逃したこともあり、「今回は僕の全場重賞制覇もだし、熊沢騎手も記録(障害歴代最多の254勝)に並ぶからね」と自ら切り出すほど思いは強い。現役最年長障害ジョッキーとともに、夏の越後で偉業を成し遂げたい。(デイリースポーツ・山本裕貴)
提供:デイリースポーツ