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あれから2年…。日本競馬界に多大な影響を与えたディープインパクトの功績を振り返る

  • 2021年07月30日(金) 21時54分
 2005年に無敗で牡馬クラシック3冠を制覇。以降、4歳で天皇賞・春宝塚記念ジャパンC有馬記念を勝利し、通算GI・7勝を挙げたディープインパクトが旅立って本日30日で2年となる。

 競走馬時代の偉大な蹄跡は今さら書き出すまでもないが、ディープインパクトの凄さは競走馬としてだけでなく、種牡馬としても日本を超え、世界の競馬界にまで多大な影響を与えた点だろう。

 そこで、ここではディープインパクトの種牡馬としての功績をさまざまなデータから振り返り、改めてその偉大さを振り返ってみたい。(※データは2021年7月30日現在、JRAのみ)

【産駒の勝利数】
2440勝(歴代2位)

 その内訳は芝で2176勝、ダートが220勝、障害44勝というもの。1位のサンデーサイレンスが2749勝だが、残された産駒の数を考えると、歴代最多を更新するのは時間の問題といってもいい。

【産駒のGI/JpnI勝利数】
65勝(歴代2位)

 上記は43頭でGIを獲得した数。トップのサンデーサイレンスが71勝をマークしている。残された産駒が少ないとはいえ、こちらも更新するのは間違いなく、名実ともに日本史上最高の種牡馬といえるだろう。

【産駒で最も勝利を挙げている騎手】
川田将雅騎手(208勝)

 一般的な印象で言えば、ディープの主戦だった武豊騎手と思われがちだが、川田騎手がトップだった。以下、福永騎手(205勝)、ルメール騎手(192勝)、M.デムーロ騎手(138勝)と続き、武豊騎手(118勝)は5位にランクインしている。

【産駒で最も勝利を挙げている調教師】
池江泰寿調教師(186勝)

 ディープインパクト自身は池江泰郎調教師の管理馬だったが、その産駒で最も勝利を挙げているのが息子の池江泰寿調教師というのは何とも興味深い。現役時代のディープインパクトに触れ、その一挙手一投足を目の当たりにしてきただけに、産駒の適性を見抜く目にも長けているということか。

【産駒で最も勝利を挙げている母父】
Storm Cat(125勝)

 今年の安田記念を制したダノンキングリーをはじめ、13年のダービー馬キズナ、17年に安田記念を勝ったサトノアラジン、兄妹で海外GIを勝っているリアルスティールラヴズオンリーユー、14年のエリザベス女王杯を勝ったラキシスなどがいる。次点のフレンチデピュティが99勝だけに、その相性の良さは歴然だ。

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