8日に函館競馬場で行われる
エルムS(3歳上・GIII・ダート1700m)について枠順・馬番別に検証していく。今年は開催日割の変更に伴い函館ダ1700mにて施行されるため、2020年以降の当該コース成績をデータの集計対象とした。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 5-4-5-56/70 複勝率20.0% 複勝回収率77%
2枠 8-7-5-50/70 複勝率28.6% 複勝回収率82%
3枠 9-8-10-85/112 複勝率24.1% 複勝回収率77%
4枠 6-13-12-87/118 複勝率26.3% 複勝回収率84%
5枠 10-8-11-94/123 複勝率23.6% 複勝回収率85%
6枠 9-8-11-101/129 複勝率21.7% 複勝回収率60%
7枠 11-14-5-102/132 複勝率22.7% 複勝回収率70%
8枠 12-8-11-105/136 複勝率22.8% 複勝回収率58%
【札幌ダート1700m】
1枠 3-3-6-55/67 複勝率17.9% 複勝回収率45%
2枠 7-6-6-48/67 複勝率28.4% 複勝回収率62%
3枠 8-6-4-89/107 複勝率16.8% 複勝回収率47%
4枠 4-10-8-87/109 複勝率20.2% 複勝回収率65%
5枠 11-11-12-85/119 複勝率28.6% 複勝回収率71%
6枠 8-15-11-88/122 複勝率27.9% 複勝回収率100%
7枠 8-10-5-104/127 複勝率18.1% 複勝回収率46%
8枠 18-6-15-88/127 複勝率30.7% 複勝回収率120%
函館ダート1700mに関しては、2枠が複勝率28.6%でトップだが、
ワーストの1枠でも複勝率20.0%と、枠順による有利不利は小さい印象。複勝回収率も58%から85%の間に収まっていて、馬券的にも突出して狙える枠はない。
ちなみに従来、
エルムSが施行されている札幌ダート1700mの同期間内の成績をみてみると、8枠が出色の好成績を収めている。6枠も複勝回収率100%を記録しているように、直近の札幌ダート1700mは外枠有利の傾向が強かった。
札幌と函館は同じ北海道ローカルではあるものの、起伏やコーナー角度など似て非なるコース。札幌のイメージに引きずられないように注意したい。