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【北九州記念】過去10年間で1番人気馬の勝利はない波乱傾向のレース

  • 2021年08月22日(日) 06時35分
 サマースプリントシリーズの第4戦として位置づけられているが、7月に、同じ小倉競馬場で行われたCBC賞とともにハンデ戦というのが妙。過去10年間で1番人気馬の勝利はなく2着が3回ある程度。3番人気まで枠を広げても2勝2着5回3着3回と波乱傾向だ。

 舞台となる小倉競馬場芝1200mコースは最後の直線に坂がないとはいえ、2コーナーのポケットからのスタートで3角までの距離も長いために先行争いが激化しやすい。逃げ、先行馬にとっては厳しいレースになることが多く、軽量の差し馬が届くようなイメージだ。

 ◎ヨカヨカは、CBC賞5着馬。2歳時には小倉競馬場芝1200mコースでフェニックス賞ひまわり賞を連勝し、5月の葵Sはハナ差2着。この時はアイビスサマーダッシュに勝ったオールアットワンスを1馬身差退けている。

 前走はスタートで若干のミスがあって思うようなポジションを取れず、徐々に前との差を詰めたが最後は伸びきれなかった。道中がよどみないペースで流れたこともあるが、この馬には少々時計が速かったかもしれない。

 第3回小倉競馬終了後に修復作業を行ったというが、先週の豪雨、そして今週の天気予報もやや下り坂。いかに水はけのよい小倉競馬場とはいえ、CBC賞当時よりは時計がかかるはず。巻き返しに期待したい。

 同じ3歳牝馬の〇シゲルピンクルビーフィリーズレビュー優勝馬。前走の函館スプリントSは、初めて経験するスプリントレースだった。スタートで若干の出負けをしたために位置取りが後方となり、最後までスムーズな競馬ができなかった。2度目のスプリントレースならペース慣れも見込め、またこの枠順ならば包まれて、行き場を無くすこともないだろう。もう1度期待してみたい。

 ▲ジャンダルムは、新馬、デイリー杯2歳Sを連勝してエリートコースに乗った馬。中距離からマイル、そしてスプリント路線へとシフトしつつ、リステッドレース3勝の実力馬だ。前走は初めて経験する1200m戦だったが、後発から1度ポジションを下げて脚をため、最後は流すようにして2着以下を寄せ付けなかった。スプリンターとしての能力は高い。問題は57.5キロの斤量。過去57キロで2勝をあげており、500キロの牡馬だけに大きく割り引く必要はないが単穴とした。

 △エングレーバー心斎橋Sの優勝馬。2000mの新馬戦、500万下平場戦を連勝し、プリンシパルS2着の実績から長い距離を使われてきたが、前々走から短距離にシフト。心斎橋Sを余裕たっぷりに勝利し、短距離馬として新境地を見せてくれた。前走は久しぶりの左回りに戸惑ったようなので、右回りに戻るのはプラスだ。

 前走、このコースで日本レコードをマークした△ファストフォース、実力馬△モズスーパーフレアは無視できず、最後に切れ味鋭い△ノーワンの名前を挙げておく。やや復調気配が見えており、その能力は侮れない。

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