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【キーンランドC】メイケイエール 汚名返上 桜花賞は“大暴走”距離短縮で活路

デイリースポーツ
  • 2021年08月24日(火) 12時02分
 「キーンランドC・G3」(29日、札幌)

 桜花賞での“大暴走”から4カ月半-。スプリント路線に活躍の場を求めて、メイケイエールが札幌の地にやってきた。

 21年初戦のチューリップ賞こそ折り合いを欠きながらもしぶとく踏ん張り、1着同着で3度目の重賞制覇を達成。ただ、3番人気で迎えた桜花賞で暗転。主戦の武豊がけがで騎乗できず、ベテラン横山典にバトンが託されたが、出負け→制御不能から3角過ぎに一気に先頭へ。直線では余力なく失速し、最下位18着に沈んだ。

 それを受けて、陣営は距離短縮を選択。桜花賞でのハミ受け不良により課せられた平地調教再審査も、19日に無事パスした。騎乗した武豊は「久しぶりに乗りましたが、落ち着いていました。いいテンションで走っていたし、いい調教をされているなという印象。動きも良く、さすがのフットワークでしたよ」と好感触を口にした。

 間隔をあけたことでリフレッシュに成功。見守った武英師も「牧場の方で一生懸命やってもらい、テンションが見違えるほど良くなりました。千二を使うことで、ここから競馬を覚えていければ」と手応えをにじませる。

 芝1200メートルは小倉2歳S勝ちを含む2戦2勝。「本来はマイルまでなら大丈夫だと思うけど、どうしても全力で走ってしまう。その意味でも、千二の方が制御はしやすいかな。油断はできないけど、ポテンシャルの高さは一級品だから」と主戦。どん底を味わった素質馬が心機一転、北の大地で華麗な復活劇を披露する。

提供:デイリースポーツ

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