ハープスターや
ロードクエストなど名馬を輩出している2歳戦最初のマイル重賞。暮れのGIへ向けて力関係を測る上でも注目のレースです。ハイレベルレースを勝ち上がってきた
アライバルに、半兄に
ステラヴェローチェを持つ良血
クレイドル、さらにこちらもハイレベルな新馬戦を勝った
セリフォス、新馬戦で快勝劇を演じた
オタルエバーなどが人気を集めそうです。
前半スローで上がり勝負となることが多く、新潟の長い直線で決め手を持った馬が中心になりますが、今年はいかに。そんな
新潟2歳Sをピックアップして、今週もnetkeibaオリジナルの
ビッグデータを活用した
AI競馬予想が弾き出した、激走注目馬を紹介します。
【netkeibaAIの注目馬】
馬名:
コムストックロード鞍上:
柴田大知騎手総合指数:65.95 (全12頭中1位、2位は61.56)
予測ペース:平均やや遅
前走はスローペースの前残りの展開で、逃げ馬をマークして2番手から。残り200mで逃げた3着馬を交わして先頭に立ったものの、ゴール手前で外から勝ち馬に交わされてタイム差なしの2着。未勝利戦では中団からメンバー中最速の上がりで差し切ったことを踏まえると、先行した分の切れ負けと言えます。
また過去10年でも、前走上がり3位以下の馬は1頭も馬券に絡めていないこと。さらに前走から同距離または距離延長組が圧倒的に強いデータ(距離短縮馬は0勝)も、前走1400mからの距離延長となる
コムストックロードには好材料です。
同馬は、前走
ダリア賞の勝ち馬と同じ
シルバーステート産駒。先週までに7勝を挙げ、2歳リーディングサイアー首位とイ
キナリ絶好調の新種牡馬です。今後の種牡馬の勢力図を塗り替える活躍ぶりといえます。
さらに
母ニシノムーンライトは、500万下から4連勝でオープン入りした馬。
コムストックロードのきょうだいには
父デュランダルの
ニシノメイゲツがいて、その
ニシノメイゲツは新馬、
芙蓉Sを連勝するなど2歳の早い時期から活躍していました。
コムストックロードが早い時期から重賞で活躍できても不思議はありません。
新馬戦では4着も、今回上位人気の
クレイドルに0.2秒差。未勝利戦を勝った際には柴田騎手も「外枠で、ごちゃつかずにレースできたのが良かった」とコメントしていることからも、今回も外枠ということを踏まえると逆転は可能とみます。