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【キーンランドC】レイハリア 重賞連勝 また3歳牝馬!ソダシ、ヨカヨカに続いた

デイリースポーツ
  • 2021年08月30日(月) 06時35分
 「キーンランドC・G3」(29日、札幌)

 3番人気の3歳牝馬レイハリアが、ゴール前の大接戦を制して勝利。前走の葵Sに続く重賞連勝を飾り、スプリンターズS(10月3日・中山)の優先出走権を獲得した。頭差の2着に7番人気のエイティーンガール、3着には9番人気のセイウンコウセイが入った。1番人気に支持されたメイケイエールは7着に敗れた。

 またまた3歳牝馬だ。レイハリアが古馬の壁を鮮やかに突破して2つ目のタイトルをゲット。オールアットワンス(アイビスSD)、ソダシ札幌記念)、ヨカヨカ北九州記念)と、この夏の重賞を席巻している3歳牝馬勢の勢いを見せつけた。

 亀田の好判断が光った。好ダッシュを決めてハナを奪ったが、外からメイケイエールが上がってくると、先に行かせて3番手の内でじっくり待機。直線に入って前の2頭の外へ出して追いだし、最後もエイティーンガールの追い上げを頭差で封じた。「外からいい脚で来ていたので、最後は勝ったかどうか分からなかった。がむしゃらに何も考えずに追っていました」と鞍上。ゴールを過ぎてからダイアトニック騎乗の池添から勝ったことを告げられ、ようやく重賞Vの歓喜に浸った。

 「池添さんに“勝っているぞ”と言われて、うれしさが湧いてきました。スムーズにいかなかったところもあったけど、最後はもうひと踏ん張りしてくれました」とパートナーの頑張りをたたえた。田島師は「途中でメイケイエールが来たけど、惑わされずに自分のペースで行けたのが良かった。思った通りのレースができました」と満足そうな表情。これでコンビを組んで3戦3勝となった亀田についても、「焦らずに前々で運んでいたし、馬との相性がいいと思う」と高く評価した。

 優先出走権を手にしたスプリンターズSへの挑戦に関してトレーナーは「オーナーサイドと相談してから」と明言は避けたが、「まだ成長曲線は上向いていると思うので楽しみです」とG1の大舞台でも好勝負を見込む。4連勝を決めた若きヒロインと20歳の若武者のコンビ。この勢いは止まりそうにない。

提供:デイリースポーツ

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