4日に札幌競馬場で行われる
札幌2歳S(2歳・GIII・芝1800m)について枠順・馬番別に検証していく。なお、函館競馬場で代替開催された2013年はデータの集計対象外とした。
過去10年、馬番別では最多となる7回の馬券絡みが11番。次点で4回の13番が続き、3回が6番となっている。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 0-0-2-8/10 複勝率20.0% 複勝回収率28%
2枠 1-0-1-8/10 複勝率20.0% 複勝回収率56%
3枠 2-0-1-14/17 複勝率17.6% 複勝回収率45%
4枠 1-0-2-16/19 複勝率15.8% 複勝回収率68%
5枠 1-2-2-15/20 複勝率25.0% 複勝回収率72%
6枠 0-1-0-19/20 複勝率5.0% 複勝回収率7%
7枠 3-3-0-14/20 複勝率30.0% 複勝回収率76%
8枠 2-4-2-12/20 複勝率40.0% 複勝回収率158%
まず、
札幌2歳Sは最大14頭立てで行われるため、必然的に1枠は馬番1番、2枠は馬番2番の成績となる。
昨年も触れたが特筆すべきは馬番11番の成績で、直近10年で実に7連対。昨年の
ウイングリュックこそ4番人気8着に終わったものの、16年
エトルディーニュ(9人気4着)、18年
クリスタルバローズ(11人気6着)と馬券圏外の馬も人気以上の健闘ぶりが際立つ。
次点も13番と外枠で、昨年はこの枠から
ソダシが優勝している。14年7番人気3着の
レッツゴードンキ、16年10番人気2着の
ブラックオニキスとこちらも人気薄で健闘している(ちなみに着外の6頭は全て6番人気以下)。
洋芝最終週の1800mという2歳馬にとってタフな条件だけに、内目でストレスのかかるレースになるよりも、外枠からプレッシャーなく走れる方がいいということだろうか。いずれにせよ、馬券検討は外枠重視で臨みたい。