「
京成杯AH・G3」(12日、中山)
目下、関東リーディング5位と勢いに乗るデビュー3年目の若武者・
菅原明良騎手(20)=美浦・高木=が、盟友
カラテとともに自身2度目の重賞制覇を狙う。
安田記念13着から立て直しを図り、復帰戦となった前走の
関屋記念で2着と復調ムード。秋の大舞台を見据え、ここはしっかりと結果を求めたい一戦だ。
狙った獲物は逃さない。今年はここまで48勝をマークして、関東リーディング5位につけている菅原明が、自身2つ目の重賞勝ちを見据える。頼りになる相棒は、2月の
東京新聞杯でともに初の重賞勝ちを飾った
カラテ。蹄の不安からの復帰戦となった
安田記念こそ13着と大敗したが、前走の
関屋記念で2着と復活の兆しを見せた。
勝った
ロータスランドが内めでうまく立ち回ったのに対し、こちらは終始外々の競馬。上がり3F34秒0の末脚で懸命に追い上げたが届かなかった。それでも「メンバーはそろっていましたが、馬の力を信じて乗りました。最後まで脚を使って伸びてくれた」と
カラテらしい末脚が発揮できたことを評価する。
惜しむらくは馬場の回復が早かったこと。道悪には自信を持っているだけに「雨がもっと降って重でやれていたら」と恨み節。今週末も不安定な天気が予想されており、「ひと雨じゃなくて、“3雨”欲しいですね。開幕馬場なんで」と空からの援護にも期待する。
「理想は好位からの競馬。前走を一度使った上積みはあるし、長く脚を使える
カラテのいいところを最大限引き出せるように乗りたい。最近はゲートで出ていかないので、出るように工夫していきます」と策を練って決戦に挑む。好調の波に乗る3年目の若武者。人馬ともに飛躍の秋へとつなげたい。
提供:デイリースポーツ