スマートフォン版へ

母は豪G1を2勝、ロムネヤが戸崎圭太騎手でデビュー/関東馬メイクデビュー情報

  • 2021年09月13日(月) 18時00分
 恒例の3日間開催。昨年、中山のメイクデビューの番組は土日月で計5鞍だったが、芝2000mのレースが追加されて計6鞍になった。今週も各厩舎の良血がスタンバイしており、それぞれのデビュー戦に注目だ。

【9月18日(土) 中山芝1800m】

グレイスフル(牝、父ロードカナロア母ジェラシー、美浦・菊沢隆徳厩舎)

 牝系はバレークイーンの一族。ハービンジャー産駒の母は同じく菊沢隆徳厩舎で管理され、スイートピーS1着→オークス4着の成績を残した。そのオークスを最後に通算7戦で引退(繁殖入り)したが、無事なら上のクラスで活躍していただろう。本馬は夏の新潟をパスし、中山でのデビューに切り替えてきた。

「春に入厩した頃に比べれば良くなっている。切れるというより、長く脚を使いそうなタイプ。センス良く立ち回れそうだし、中距離が合うと思う」と菊沢隆徳調教師。

 鞍上は戸崎圭太騎手を予定している。

トゥザヒロイン(牝、父ジャスタウェイ母トゥザハピネス、美浦・岩戸孝樹厩舎)

 祖母のトゥザヴィクトリーエリザベス女王杯の勝ち馬。一族にはトゥザグローリートゥザワールドトーセンビクトリーメドウラークリオンリオンなどの重賞ウイナーが並ぶ。

「女の子にしてはボリュームがある馬体。のんびりとした気性だけど、動き自体は週ごとにシャープさが出てきている。まだハミに頼るようなところがあるので、うまく心身のバランスを整えていきたいですね」と太田調教助手。

 鞍上はM.デムーロ騎手を予定している。

【9月19日(日) 中山芝1600m(牝馬)】

ロムネヤ(牝、父ディープインパクト母ヤンキーローズ、美浦・国枝栄厩舎)

 2019年のセレクトセールに上場され、取引価格は2億2680万円。母は豪G1を2勝(サイアーズプロデュースS=芝1400m、スプリングチャンピオンS=芝2000m)しており、同国の2歳牝馬チャンピオン&3歳牝馬チャンピオンに輝いた。

 先週の追い切りはウッドチップコースで5F66.4-1F11.3をマークしている。「ディープの子だし、いいところがありそう。小柄な牝馬で頼りないところもあるけど、追い切りでは楽に時計が出ている。軽い走りをするし、いい脚を使えそう」と国枝栄調教師。

 鞍上は戸崎圭太騎手を予定している。

【9月20日(月) 中山芝2000m】

ライリッズ(牡、父ドゥラメンテ母ヒストリックスター、美浦・宮田敬介厩舎)

 祖母が1993年の2冠牝馬ベガ。8歳上の半姉ハープスターは2014年の桜花賞馬。伯父にアドマイヤベガアドマイヤドンがいる。

「春からの数カ月で馬体重が20キロ以上も増えてきました。まだ集中力を欠くところなど心身ともに課題があるけど、馬具を工夫するなどして乗り込んでいます。5月生まれでもあるし、まだまだ変わってきそう」と宮田敬介調教師。

 鞍上はC.ルメール騎手を予定している。

(取材・文:竹之内元)

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す