テレ玉杯
オーバルスプリントが9月23日に浦和競馬1400mを舞台に行われる。今年は、
JBCスプリントが金沢・1400mのため例年以上に重要度が高い一戦だ。
過去10年、
JRA勢が7勝、地方勢3勝と
JRA勢が優勢ではあるが、とくにここ5年は、地元の
小久保智厩舎所属馬を筆頭に毎年地方馬が3着以内に好走している。人気では1番人気が[0-2-3-5]と一度も勝利をあげていない点が気になる材料。
2番人気が3勝、3番人気が2勝、そして4番人気が4勝と活躍している。逃げ馬は6年連続で馬券に絡んでいるので今年も注目だが、馬場状態に大きく左右されるコースなので当日の傾向もしっかりチェックしたい。
交流重賞の
かきつばた記念、
サマーチャンピオンを含め現在3連勝中の◎
ラプタス。重賞4勝はすべて1400mという距離巧者でもある。前走の
サマーチャンピオンでは58.5キロを背負いながらも7馬身差の圧勝劇で力を見せつけた。
今回の斤量56キロは大きなアドバンテージだ。もともと気性面で課題のある馬だけに無観客競馬もプラスに働きそう。他に逃げたい馬がいるので、最内枠から
幸英明騎手がどう判断するかがポイントだが、3走前の
ポラリスSでは控える競馬で勝っているので心配はなさそう。
JBCスプリントに向けて結果が求められる。
過去10年で3歳馬の出走は3頭のみだが、2019年に
ワイドファラオが2着に好走している。今年は、
東京ダービー馬〇
アランバローズが意欲の参戦だ。
左海誠二騎手を背に果敢に逃げて大仕事の可能性も!?
距離短縮は間違いなくプラスだし、斤量52キロも魅力。逃げ馬が好走しているレース傾向からも期待は十分だ。実績のある古馬相手でハードルは高いが、今後に向けても注目の一戦である。
重賞5勝の実力馬▲
サクセスエナジーが連覇を狙う。前走の
サマーチャンピオンでは、休み明けで斤量59キロにも関わらず直線はしぶとく伸びて2着争いを制した。今回も59キロを背負うが、コース実績や休み明け2戦目の上積みを考えれば有力馬の一頭だ。
今年の
黒船賞の勝ち馬
テイエムサウスダンは5カ月の休み明けだが、小回り実績や先行力かからも侮れない。
ベストマッチョは浦和1400mがベスト。昨年2着の雪辱を果たしたいところ。
(文=秋田奈津子)