スマートフォン版へ

母はエリザベス女王杯の勝ち馬、リトルポピーがC.ルメール騎手でデビュー/関東馬メイクデビュー情報

  • 2021年09月27日(月) 18時17分
 秋の中山開催も最終週。スプリンターズSの当日には昨年と同様、芝1800mのメイクデビューが組まれている。その昨年はタイトルホルダーが鮮やかに逃げ切った。

 今年も血統馬がデビューを予定しており、どの馬が勝ち上がるのか注目だ。

【10月2日(土) 中山芝1600m(牝馬)】

アンテロープ(牝、父ロードカナロア母マーブルカテドラル、美浦・栗田徹厩舎)

 ダイワメジャー産駒の母はアルテミスSの勝ち馬。祖母のヘルスウォールチューリップ賞の勝ち馬。1歳上の半兄グランオフィシエは現2勝。伯父にアサクサダンディ(ニュージーランドT3着、スプリングS4着)がいる。先週の追い切りはウッドチップコースで5F67.4-1F11.8をマーク。余力のある手応えで軽快な動きを見せている。「まだ緩いけど、いい背中をしている。血統的にも素質を感じさせます」と栗田徹調教師。鞍上は三浦皇成騎手を予定している。

リトルポピー(牝、父クロフネ母リトルアマポーラ、美浦・奥村武厩舎)

 アグネスタキオン産駒の母はエリザベス女王杯の勝ち馬。半兄にエジステンツァ(平地4勝、障害1勝)、いとこにラブフール(クイーンS2着)がいる。ゲート試験に合格後はノーザンファーム天栄で乗り込み、8月下旬に再入厩。前週のデビューも視野に入れていたが、皮膚病の治療でスライドした。「まだ気性的に若いけど、だいぶ冷静に走れるようになってきた。切れるというより、スピードの持続力がありそう」と奥村武調教師。鞍上はC.ルメール騎手を予定している。

【10月3日(日) 中山芝1800m】

ウィズグレイス(牝、父ディープインパクト母カラライナ、美浦・国枝栄厩舎)

 母はエイコーンS、CCAオークスなど米G1を3勝している。ゲート試験に合格後は山元トレーニングセンターで乗り込み、8月末に再入厩。じっくりとウッドチップコースで追い切りの本数を重ねてきた。先週は5F65.2-1F11.7をマーク。古馬を相手に楽な手応えで動けており、血統馬らしい素質を感じさせる。「順調に乗れているし、だいぶ馬がしっかりしてきた。素直だし、ディープ産駒の牝馬で切れそうな感じがする。いいところがありそう」と国枝栄調教師。鞍上はC.ルメール騎手を予定している。

バンブリッジ(牝、父モーリス母バンゴール、美浦・尾関知人厩舎)

 キングカメハメハ産駒の母は5勝。この馬が初仔になる。母系はお馴染みのバラ一族だ。ゲート試験に合格後はノーザンファーム天栄で乗り込み、9月初旬に再入厩。先週の追い切りはウッドチップコースで5F68.4-1F11.8をマークし、3頭併せで先着した。「初仔だけど、よくカイバを食べるし、しっかりとした体つき。そこは父に似た感じがする。走りの柔軟さは母譲り。気性的にもコントロールが利くし、乗りやすそうなタイプです」と尾関知人調教師。鞍上は大野拓弥騎手を予定している。

(取材・文:竹之内元)

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す