「
スプリンターズS・G1」(10月3日、中山)
前哨戦Vの
レシステンシアは29日、栗東坂路を抜群のフットワークで登坂。
高松宮記念の雪辱に燃える。
前哨戦の
セントウルS覇者
レシステンシアは、栗東坂路で最終リハ。スピードと力強さを兼ね備えたフットワークで外ラチ沿いをグイグイと駆け上がり、4F52秒1-37秒5-12秒2をマークした。見守った松下師は「
セントウルSの当週と同じように、全体を52〜53秒で最後はしっかりと動かす感じ。力強い動きでした。本当にいいと思います」と手応えを口にした。
デビュー2戦目のファンタジーS以来となる中2週の競馬。タイトな臨戦過程だが、「レース後はしっかりと疲れを取って調教を開始しました。1回使ったことで、目に見えるほどの上積みがあっていい状態です」と指揮官はうなずく。厳しいローテでも結果を求められる立場。それにふさわしいコンディションに仕上げてきた。
唯一のG1勝ちこそマイル戦(19年
阪神JF)だったが、春の
高松宮記念で2着、そして前走の勝利とス
プリント戦への適性は証明済みだ。トレーナーは「前走はスッと好位につけて、内で我慢ができた。本当に収穫のあったレースでした」と着差以上の好内容に目を細める。まだまだ進化が止まらない、かつての2歳女王。首差に泣いた春のリベンジを果たす。
提供:デイリースポーツ