10月3日に中山競馬場で行われる
スプリンターズS(3歳上・GI・芝1200m)について枠順・馬番別に検証していく。なお、新潟競馬場で代替開催された2014年はデータの集計対象外とした。
過去10年、馬番別では最多となる4回の馬券絡みが3番、3回で2番、7番、8番、10番、14番が続く。一度も馬券絡みがないのは11番と12番。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 1-1-2-16/20 複勝率20.0% 複勝回収率100%
2枠 0-3-3-14/20 複勝率30.0% 複勝回収率177%
3枠 0-0-3-17/20 複勝率15.0% 複勝回収率101%
4枠 4-2-0-14/20 複勝率30.0% 複勝回収率84%
5枠 3-1-0-15/19 複勝率21.1% 複勝回収率62%
6枠 0-0-0-20/20 複勝率0.0% 複勝回収率0%
7枠 1-2-1-15/19 複勝率21.1% 複勝回収率71%
8枠 1-1-1-17/20 複勝率15.0% 複勝回収率55%
【前走4角3番手以内】
1〜4枠 0-3-3-15 複勝率28.6% 複勝回収率206%
5〜8枠 3-3-1-15 複勝率31.8% 複勝回収率100%
【前走4角4番手以下】
1〜4枠 4-3-5-43 複勝率21.8% 複勝回収率72%
5〜8枠 2-0-1-47 複勝率6.0% 複勝回収率24%
昨年は5枠10番の
グランアレグリアが優勝。それ以前の3年は4枠8番の馬が3連覇を果たしており、中枠の偶数番が4年続けて勝利を収めている。また、全体的な傾向としては、1〜3枠までの複勝回収率が100%を超えており、人気薄の台頭も含めて内枠優勢の傾向が強い。
また、前走脚質(4角通過順)で分けると、興味深い傾向が浮かび上がる。前走で先行していた馬については外枠でも好走可能で、特に内枠だと複勝回収率206%と馬券妙味が大幅にアップ。一方、前走で4角4番手以下だった馬については、外枠を引くとほとんど走れていない。
昨年こそ、ここに該当した
グランアレグリアと
アウィルアウェイが1、3着したものの、残りの9年で馬券に絡んだのは16年の
レッドファルクス(1着)だけだ。基本的に、外を回る差し馬は間に合っておらず、2年続けて2着の
ダノンスマッシュも(1枠2番・2枠3番)と馬番に恵まれた面があったのは否めない。