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【凱旋門賞】日本産のスノーフォールに託す夢 ディープインパクトの血、世界に広めて

デイリースポーツ
  • 2021年10月01日(金) 06時00分
 「凱旋門賞・仏G1」(10月3日、パリロンシャン)

 30日に出走馬15頭と、ゲート番&馬番が確定。日本から参戦するクロノジェネシスはゲート番14(馬番7)、ディープボンドはゲート番5(馬番2)に決まった。刻一刻と迫る決戦の時-。ここでは、日本馬2頭の前に大きく立ちはだかるであろう、ディープインパクト産駒の日本産馬スノーフォールをピックアップ。同馬の子馬時代を知るノーザンファームの大房篤士厩舎長(45)を直撃した。

 アイルランドのクールモアグループから預託された繁殖牝馬にディープインパクトを交配し、18年2月9日に北海道安平町のノーザンファームで誕生した1頭の牝馬-。のちに欧州競馬を席巻するその馬こそがスノーフォールだった。

 生まれ育つ姿を間近で見てきた大房厩舎長は「おとなしくて本当に手が掛からない子でした。もちろん牝馬なので、ある程度メリハリの利いた性格ではあるのですが、牝馬の中でも扱いやすい方でしたね」と当時を振り返る。

 母ベストインザワールドは14年凱旋門賞馬ファウンドの全妹にあたる。欧州の名血と日本が誇る大種牡馬との配合だ。「サンデー系の当歳馬と比べても馬格がしっかりしていたし、ディープというより母馬の特色が出ていた印象がありました。(母父の)ガリレオの血が強く出ていたのでしょう」と語る。

 離乳するまでの数カ月間を日本で過ごした後、スノーフォールは18年秋に欧州へ移動。そして21年、破竹の勢いでG1・3連勝を飾った。「こんなに走るとは…」。レース結果を確認するたびに、大房氏は感嘆したという。

 「ウチの厩舎と同じ並びにいたサクソンウォリアー(17年英2000ギニーなどG1・2勝)は最初から走る雰囲気があったけど、アイツほどの手応えはありませんでした」。予想以上の走りに驚きを隠せない。

 刻一刻と迫る決戦。「ノーザンファームからもう1頭出走(クロノジェネシス)しますが、お互い頑張ってほしいですね。ディープの血が世界に広がるためにも、結果を出してくれることを願っています」とエールを送った。

提供:デイリースポーツ

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