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重賞3勝馬シャケトラの半妹ラスールがデビュー/関東馬メイクデビュー情報

  • 2021年10月04日(月) 18時14分
 今週から開催替わりで秋の東京が開幕。今年は土日で計5鞍(例年は4鞍)のメイクデビューが組まれており、この開催を待っていた各厩舎の素質馬がスタンバイしている。

【10月9日(土) 東京芝1800m】

インダストリア(牡、父リオンディーズ母インダクティ、美浦・宮田敬介厩舎)

 ハーツクライ産駒の母は2勝。現5歳の半兄にケイデンスコール(重勝3勝=マイラーズC京都金杯新潟2歳S)、おじにバランスオブゲーム(重賞7勝)、フェイムゲーム(重賞6勝)がいる。

 9月30日の追い切りはウッドチップコースで5F67.1-1F11.5をマーク。前を行く僚馬を追走し、しっかりと負荷をかけた。「もともと牧場の評価が高く、実際に動きもいい。パワフルな馬体で、いいエンジンを持っています」と宮田敬介調教師。鞍上はC.ルメール騎手を予定している。

【10月10日(日) 東京芝1600m】

ラスール(牝、父キタサンブラック母サマーハ、美浦・藤沢和雄厩舎)

 6歳上の半兄にシャケトラ(重賞3勝=日経賞AJCC阪神大賞典)、現5歳の半兄にシハーブ(3勝クラス)がいる。夏場のデビューも視野に入れられていたが、脚元がしっかりとするのを待ち、じっくりと秋からの始動に備えた。

 9月29日の追い切りはウッドチップコースで6F86.4-1F12.4をマーク。適度に前向きさがあり、フットワークの良さも好印象だ。「お兄ちゃんのシハーブとはタイプが違う。こちらは牝馬でスラッとした体つき。気がいいし、手先に柔らかみもある。いい馬です」と津曲調教助手。鞍上はC.ルメール騎手を予定している。

【10月10日(日) 東京芝2000m】

ファイナルアンサー(牝、父ハーツクライ母ファイナルディシジョン、美浦・手塚貴久厩舎)

 伯母に米G1・3勝(BCフィリー&メアスプリント、マディソンS、ヒュマナディスタフS)のInformed Decisionがいる。9月29日の追い切りはウッドチップコースで6F 84.8-1F12.をマークした。

「もう少し力強さが欲しいけど、センスはいい。体形的には脚長で背が高いし、切れるというよりも長く脚を使いそうなタイプ。ゆったりと走れる距離が合いそうなイメージです」と手塚貴久調教師。鞍上はC.ルメール騎手を予定している。

ルージュアルル(牝、父ハーツクライ母レッドエルザ、美浦・国枝栄厩舎)

 母は未勝利。現6歳の半兄にレッドレオン(日経新春杯2着)、伯父に米G1・6勝のEnglish Channelがいる。9月29日の追い切りはウッドチップコースで5F66.5-1F11.6をマークした。「気のいい牝馬。だいぶ楽に動けるようになってきたし、カイバも食べている。ある程度、距離はあったほうがいいと思う」と国枝栄調教師。鞍上は横山武史騎手を予定している。

(取材・文:竹之内元)

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