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【川崎・鎌倉記念予想】思わぬ万馬券が飛び出す2歳重賞で実力派2歳馬が激突

  • 2021年10月12日(火) 17時00分
 川崎競馬場で10月13日、鎌倉記念・SIIが行われる。1、2着馬に全日本2歳優駿・交流JpnI、1〜3着の牝馬にローレル賞への優先出走権が与えられるため、来年の地方競馬クラシック戦線を占う上で重要な一戦だ。20回目となる今年は、南関東所属馬7、北海道所属馬2の計9頭が参戦。いずれも、実力派揃いで堅く決まりそうだが、過去10年で3連単の万馬券が5回あり、11年には23万660円が出ている。2歳戦らしく思わぬ高額配当が期待できるレースだ。

 今年は2頭の無敗馬が参戦。ママママカロニ(大井)は昨年から重賞となったゴールドジュニアを制し、現在3戦3勝と負けなしだ。同レースでは3コーナー手前からまくって直線先頭に立ち、もったままでスピードアップ。9馬身差で圧勝した。この圧倒的なレースに、騎乗した矢野騎手も「想像以上の強さにビックリしました」と驚きを隠さなかった。この時点で437kgと小柄で、初の川崎遠征がどうかだが「一見、小さくて可愛らしい馬ですが、走らせるとものすごいバネがある」と鞍上が素質の高さを認めている。ここも、勝って連勝を伸ばせるか注目だ。

 ノブレスノア(浦和)は無傷の4連勝。前走の鎌倉記念トライアル、若武者賞では、2番手追走から3コーナー手前で前を捕らえ、そのまま直線に。半ばで抜け出すと、後続を引き離し2馬身半差でVという圧勝劇を演じた。4戦で2着につけた着差の合計は12馬身以上。再度の川崎1500mと舞台経験があるのは有利で、豊富なスピードとセンスの良さを武器に初重賞制覇なるか。

 19年のこのレースの覇者、インペリシャブル(川崎)を輩出した高月厩舎が今年はイライジャで参戦する。ここまで、徹底先行で(1)(4)(1)着。自分のペースでハナを切ると容易には止まらないしぶとさがある。もちろん、スピードも豊富。同型はいるが、テンの速さはこちらが上。9頭立ての少頭数なら、もまれにくい外枠はむしろプラス。

 さらに、川崎からは若武者賞の2、3着馬が出走。2着のタツノエクスプレスは使いつつ時計を詰めており、追い切りもC2格付け馬と併せて先着。好時計をマークしており、引き続き好調だ。3着メンタイマヨ若武者賞は休み明け。それで、2着とタイム差なしのクビ差と差のないレースを展開した。叩き2戦目の上積みは十分で、距離も2度目なら前進の期待がかかる。

 また、北海道勢力も強力。シルトプレは目下2連勝で、前走は1500m戦と距離経験があるのは大きい。プリサイスニードルを管理する堂山調教師は、過去にこのレースを3度制しており、コースを知り尽くしている。鞍上に天才・御神本騎手を配しており、陣営の本気度が伝わっている。どちらも、初の左回りが克服できるかがカギだが、ポテンシャルは高く怖い存在だ。

(文:スポーツ報知記者・志賀浩子)

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