府中牝馬Sの登録馬を管理している18人の調教師のうち、2016年以降の東京芝1800mの成績をもとに抽出。
府中牝馬Sで、馬券的にも「見逃せない調教師」とは?
3位は
堀宣行調教師。94回出走して18勝を挙げ、複勝率41.5%という高い数字を記録している。ただし、ブランド厩舎だけに複勝回収率は72%なので、取捨選択が重要だ。最も簡単な手法は1番人気を避けること。1番人気に支持された際の複勝回収率は64%にとどまっており、2〜9番人気に絞ることで単勝回収率112%、複勝回収率81%まで上昇する。
今年は
サトノダムゼルが出走予定。ここ2戦は重賞で人気を裏切ってしまった格好だが、それだけに今回は手頃な人気に落ち着きそう。馬券的には狙い頃だ。
2位は
藤沢和雄調教師。115回出走して19勝を挙げ、19年の
エプソムカップを
レイエンダで制した実績がある。2020年はこのコースで[2-1-4-15]と不振に終わったが、2021年はこれまでに[3-2-1-5]の複勝率54.5%。2016年以降、最も高い数字となっている。
今年は
サンクテュエールが出走予定。牝馬三冠路線では苦戦を強いられたが、
福島牝馬Sで3着と復活の兆しをみせている。東京コースに重賞2着の実績もあり、人気薄でも侮れない。
見事1位に輝いたのは
国枝栄調教師。133回出走して27勝。単勝回収率105%とベタ買いでもプラスになっており、単系馬券の軸として期待できる。
府中牝馬Sにも、18年に7番人気3着、19年9番人気2着の実績アリ(ともに
フロンテアクイーン)。
今年は
ドナアトラエンテと
マジックキャッスルが出走予定。実績十分の
マジックキャッスルはもちろんだが、馬体重を増やし本格化ムードが漂う
ドナアトラエンテも面白い。東京芝1800mは[2-2-1-0]だ。
実はこの3人、出走予定馬内に限らず、全調教師を対象にしたランキングでも1〜3位。コース相性からは、この3調教師の管理馬が揃って馬券圏内を外すことは考えにくい。上手く馬券に組み込みたいところだ。