17日に阪神競馬場で行われる
秋華賞(3歳・牝・GI・芝2000m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、開催日割の変更に伴い阪神芝2000mにて施行されるため、2020年以降の当該コース成績をデータの集計対象とした。
クロフネ産駒は[0-0-0-2]。思いのほか出走例が少なかったため、種牡馬としての通算成績を探ってみると、オープン以上では[1-0-1-19]複勝率9.5%という成績を記録しており、勝利例は16年
忘れな草賞の
ロッテンマイヤーとなる。同産駒は牝馬クラシック二冠のかかる
ソダシが上位人気と目されるほか、
マリアエレーナ(除外対象)が特別登録。
ディープインパクト産駒は[15-14-11-56]。回収率こそ低いものの、出走頭数を鑑みれば好走率の高さに目を見張るものがある。とくに1人気に推されていた馬は[9-7-6-5]複勝率81.5%と非常に優秀。当該コースで施行された21年
大阪杯でも1着
レイパパレ、3着
コントレイルと2頭が好走していたことは記憶に新しい。同産駒からは
アカイトリノムスメ、
ミスフィガロ、
エンスージアズム(抽選対象)の3頭が特別登録している。
キズナ産駒は[5-6-3-32]。21年
忘れな草賞を2人気
ステラリアが制するほか、21年
マーメイドSでは10人気
シャムロックヒルが逃げ切って波乱を演出するなど、牝駒においては平場[0-0-0-9]、特別[2-0-1-7]と特別戦での存在感が目立つ傾向にある。同産駒には上位人気と目される
ファインルージュほか、
ステラリア(抽選対象)が該当。
キングカメハメハ産駒は[8-6-4-28]。複勝回収率の130%という数値は、20年5回阪神9日目未勝利
トーホウバロン(複勝2970円)の影響が強く、1人気[2-1-1-2]複勝率66.7%、2人気[4-1-0-1]複勝率83.3%、と上位入線馬の大半が1・2人気に推された馬であったことは気に留めておきたい。同産駒は
アールドヴィーヴル、
アンドヴァラナウトほか、抽選対象の
サルファーコスモス、
タガノパッションが該当する。