「
鎌倉記念・S2」(13日、川崎)
開催3日目の11Rで行われ、4番人気の
シルトプレが直線抜け出し、昨年のリーチに続いてホッカイドウ勢が連覇した。断然人気の
ママママカロニは直線伸び切れず2着、逃げた2番人気の
ノブレスノアが3着に粘った。なお、1、2着馬は「第72回全日本2歳優駿・Jpn1」(12月15日、川崎)の優先出走権を獲得した。
ホッカイドウ競馬で4戦3勝。一貫して差す競馬をしてきた
シルトプレが、好位追走から直線早めに抜け出して初重賞を勝ち取った。馬主の原久美子氏は、昨年のリーチに続く2年連続制覇となった。
手綱を取ったのは南関東の若大将・
笹川翼。「強い馬に乗せていただいて感謝しています。馬は丁寧に作られていて、レース前から自信もありました」と笑顔で振り返った。
初騎乗とはいえ、準備はバッチリ。前走で手綱を取ったホッカイドウ競馬の
石川倭とはメールで情報交換し「少しズルいところがあると聞いていたので、折り合いを気にして乗った」と明かす。
1分33秒9の走破時計は、2018年の
ミューチャリーと0秒3差で、このレース史上2番目。12月の全日本2歳優駿へ、明るい展望が開けた。
ママママカロニ(2着)「輸送、左回り、1周競馬と初もの尽くしだったが、内容的にはよく辛抱して頑張っていた」(矢野貴)
ノブレスノア(3着)「状態は前走以上で、自分の競馬はできた。先着の2頭は、現状では完成度が上だった」(
森泰斗)
カイル(5着)「前走から間隔も詰まっていたし、今日は相手も強かった。3コーナーで置かれたけど、直線ではまた伸びていた」(左海誠)
提供:デイリースポーツ