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【秋華賞 枠順データ分析】フルゲート時の8枠は大苦戦

  • 2021年10月15日(金) 12時20分
 17日に阪神競馬場で行われる秋華賞(3歳・牝・GI・芝2000m)について枠順・馬番別に検証していく。なお、今年は開催日割の変更に伴い阪神芝2000mにて施行されるため、2020年以降の当該コース成績をデータの集計対象とした。

 参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。

1枠 8-9-10-58/85 複勝率31.8% 複勝回収率83%
2枠 6-6-8-69/89 複勝率22.5% 複勝回収率85%
3枠 11-4-10-67/92 複勝率27.2% 複勝回収率85%
4枠 3-5-11-76/95 複勝率20.0% 複勝回収率61%
5枠 7-11-8-76/102 複勝率25.5% 複勝回収率61%
6枠 17-8-9-75/109 複勝率31.2% 複勝回収率75%
7枠 11-16-11-81/119 複勝率31.9% 複勝回収率82%
8枠 8-10-3-106/127 複勝率16.5% 複勝回収率33%

【16頭立て】
1枠 3-3-3-21/30 複勝率30.0% 複勝回収率83%
2枠 1-2-3-24/30 複勝率20.0% 複勝回収率186%
3枠 2-1-2-25/30 複勝率16.7% 複勝回収率142%
4枠 1-1-3-25/30 複勝率16.7% 複勝回収率53%
5枠 0-3-1-26/30 複勝率13.3% 複勝回収率72%
6枠 4-3-1-22/30 複勝率26.7% 複勝回収率43%
7枠 2-2-2-24/30 複勝率20.0% 複勝回収率74%
8枠 2-0-0-28/30 複勝率6.7% 複勝回収率9%

 6枠が17勝、7枠が11勝と、一見、外めの枠が好成績に映る。しかし複勝回収率をみると、1〜3枠が複勝回収率80%以上で並んでおり、人気薄は内目の枠で好走を果たしていることがわかる。8枠が複勝率、複勝回収率ともに最低を記録していることから、外よりも内がベターであることは間違いないだろう。

 出走頭数にバラつきがあるため、フルゲート(16頭立て)に絞ったデータをチェックしてみると、より内枠有利の傾向が鮮明になってくる。8枠は30回出走して馬券圏内は2回だけ。複勝率6.7%、複勝回収率9%という非常に厳しい数字になっている。一方で、1枠からは20年鳴尾記念パフォーマプロミス(10番人気1着)、21年マーメイドSシャムロックヒル(10番人気1着)といった重賞での激走馬が出ている。外枠の人気馬は少し評価を下げ、内枠の人気薄の評価を上げるのが良さそうだ。

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