牝馬三冠最終戦となる一戦・
秋華賞。今年は創設以来初めての阪神競馬場での開催となります。阪神芝2000mは、本来の京都芝2000mと比べると1コーナーまでの距離が若干長く、またスタート直後が上り坂のため比較的前半のペースは落ち着きやすい傾向にあります。坂に関しても京都は3〜4コーナー、阪神はゴール前という違いがあります。
そんな一戦でオリジナルの
ビッグデータを活用した
AI競馬予想が弾き出した、注目馬を紹介します。
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札幌記念と同じような競馬で
AIが本命に指名したのは、
桜花賞との二冠制覇を狙う白毛の
アイドルホース・
ソダシでした。先週の
京都大賞典では9番人気の
マカヒキ(1着)を指名していましたが、今週は一転して断然人気が予想される本命馬に太鼓判を押す形となりました。
母の
ブチコが現役時代の出走距離が1800mまで、また父の
クロフネの産駒がその時点では平地2000m以上の
JRA重賞で未勝利だったため、戦前から2400mの
オークスでは距離不安が囁かれ、結果的にデビューからの連勝が「5」でストップしました(8着)。
その意味でも前走の
札幌記念の2000mは、同距離となる今回の
秋華賞への試金石となっていましたが、
オークスのように控えず、自信を持った先行策といったレース振りで強い内容でした。
札幌記念で逃げた
トーラスジェミニが、今回の
エイシンヒテンのようなイメージとなり、AIが予測したペースは、冒頭にも記した通りやはり平均(遅)ペース。これなら
札幌記念と同じようなペースで展開的にも向き、同じような競馬で
秋華賞でも強い
ソダシを見せてくれるだろうとの判断となったのでしょう。
また、週末は雨模様も気になる予報となっており、
ソダシはこれまで良馬場経験しかありませんが、札幌の洋芝をこなしていることからも、多少の雨が降っても問題ないでしょう。アク
シデント等がなければ、二冠達成濃厚とAIは決断しました。